ラリーが続かない人の間違ったイメージ

今日はラリーが続かない方へのアドバイスです。

テニスでは、よく「繋ぐ」と言う言葉が使われます。
「ストロークを繋ぐ」
「ボレーを繋ぐ」
みたいな感じですね。

ですが、実はこの表現はあまりよくありません。
繋ぐイメージを持つとラリーはリズムが悪くなり、ボールと同調できず、ミスをします。

単発のショットなら、上手くボールをコントロールできるにも関わらず、ラリーになると上手く打てない。
こんなプレーヤーには「リズムが悪い」「前後の動きが悪い」
こんな傾向があります。

その理由の一つが繋ぐイメージを持っている事です。

例えば、1mのロープが10本あったとしましょう。
この10本のロープを結んで繋ぐと10mになります。
(もちろん、結び目のロスはありますが)
ただし、これは別々の物を繋いだのであって、それは一本の物ではありません。
やはり、始まりと終わりが存在します。
それに対して、最初から10mのロープはどうでしょう?
同じ10mでも全く質が違う事はお分かりになると思います。

では、テニスのラリーはどうか?
ラリーが続かない方は1本1本のショットを繋ぎ合わせるイメージを持っているのです。
自分のショット、相手のショット、自分のショット、相手のショット・・・・
これら一つ一つをミスしないようにつなぎ合わせているわけです。

その為にそれぞれのショットに始まりと終わりができてしまいます。
例えば、自分のショットを打ち終わった、じゃ次は相手がショットする、それに合わせて、自分のショットの為の準備をする。
準備をしたら、ボールを打ち終わって、次の準備をして・・・・

このようにそれぞれに始まりと終わりがあって、それを繋ぎ合わせる事でラリーを続けようとしているわけです。
これって、先ほどの例え話に似ていませんか?

1mのロープには始まりと終わりがあって、それを繋いでいるわけです。
ですが、それに対して、10mのロープには始まりと終わりがありません。
ただ、連続して繋がっています。

これをテニスに置き換えると自分がボールを打つ前と打ち終わった後、また、相手が打つ時と打ち終わった後などを区別しないと言う事になります。

こうなると少し分かりにくいかもしれませんが、もし、自分が見学者だとしたらどうでしょう。
上手なプレーヤー達がラリーしているのをコートサイドで見ていると「右⇒左⇒右⇒左・・・」とボールが行き来しますよね。

この時は10mのロープと同じなのがわかるでしょうか?
終わりがなく、ただ、ボールが左右を行ったり来たりしているだけです。

ところが、自分がプレーするとイメージが変わります。
ラケットの振り方やボールのコントロールが気になって、正しい事をしようとします。
そして、その正しい事を繰り返しできるように繋ぐわけです。

その為に、プレーにリズムが無く、ボールの動きと同調する事ができません。
そして、結局は自分に余裕が無くなり、ミスをします。

ラリーで大切な事は区切りがなく、連続したボールの動きに同調する事です。
一つ一つのショットの良し悪しを意識していては、ボールのリズムに乗る事は出来ません。

例えば、10回のラリーをするなら、1本1本を繋ぎ合わせて10本のラリーにするのではないのです。
10回のラリーそのものが一つの塊なのです。
塊には始まりも終わりもありません。
それが一つです。

ただ、その一つの塊の中に自分のショットも相手のショットも同居していると言うわけです。

いかがでしょう?
少しイメージは変わったでしょうか?

生きたボールを打ち合うラリーでは、個々のショットのレベルよりも、全体のリズムやバランスが重要になります。
このコツを掴まなければ、いつまでも不安定なプレーヤーのままです。

一つ一つを繋ぎ合わせるようなイメージではなく、最初から一本に繋がっているようなイメージを持ってラリー練習をしてみてください。
自然とリズムが良くなって対応が早くなるはずです。

細かいこだわりは結局は全体のリズムとバランスを崩します。
これは試合では致命的です。

テニスの試合は安定して確率が高いほうが絶対に有利です。
もし、あなたがラリーが不安定なら、ぜひ、イメージそのものを変えてみてください。

たった、それだけで身体は上手く動いてくれる物ですよ。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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