問題を解決しようとすると問題は解決しない

今回のテーマは「問題は解決しない」です。
実はゴールに近づく為には問題は解決する事に集中してはいけません。

こんな事を言うと「??どうして??問題を解決しないと前に進めないでしょ??」と思われるかもしれません。
確かに一般的には目の前にある問題を解決する事が前に進むために一番大切な事だと考えられています。

ですが実はこれが大きな落とし穴なんです。

理由は問題を解決しようとすると頭の中のイメージは問題で埋め尽くされるからです。
常々お話していますが、私達、人間は脳の中でイメージした事を実現するように作られています。
脳の中のイメージと現実とが違う場合、そのギャップを潜在意識が自動的に埋めるように動いてくれるのです。

テニスを短時間に上達させる為には、この原理原則を上手く使う事が必要です。
この原理原則に従うと、問題を解決しようとする事は頭の中に問題のイメージを湧かせる事になり、問題をどんどん生み出してしまうのです。

仮にトップスピンのフォアストロークが打てないとしましょう。
一般的には打てない理由を考え、その問題を解決しようと練習します。

例えば、まずはグリップの問題が見つかりました。
グリップを変えてみましたが、なかなかうまく打てません。
理由は、スイングの動きに問題がある事でした。
そこで、次はスイングを変えるように練習しますが、中々上手く打てません。

色々考えるとスイングの問題は、肩の動きが原因である事が見つかりました。
そこで、肩を上手く動かそうとしますが、中々上手く動きません。

なぜ、肩が上手く動かないかを考えると腰の動きに問題がある事が見つかりました。
そこで、次は腰の動きを練習しますが、中々上手く動いてくれません。

その理由は膝が上手く使えていない事でした。
そこで、次は膝を上手く動かそうと練習しますが、中々上手く動きません。
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いかがでしょう?
これは問題を解決しようと努力した時に陥りがちな典型的なパターンです。
問題に意識を向ける事で次から次へと問題が見つかるケースです。
もちろん、問題を探そうとしているわけですから当然と言えば、当然なのですが。

いずれにしても、このサイクルにハマると、問題の無限ループから抜け出せなくなります。
「この問題を解決できると目標を達成できるはずだ」と思って努力するのですが、実際には一つの問題を解決する為に無数の問題が見つかります。
その為に、問題は解決できずに最初の目標を達成する事はできません。

この場合なら「トップスピンのフォアストロークはいつまでも打てない」と言うわけです。

では、問題を解決せずに前に進むとはどういう事か?
問題を探せば、問題はいくらでも出てきます。
ですから、問題には意識を向けずに、ただ、ゴールである目標のイメージを湧かせます。

まずはこのイメージを出来るだけ、鮮明にします。
例えば、トップスピンはどれぐらいの回転数なのか?
ネットの上を通る時はどれぐらいの高さなのか?
バウンドしてから、ボールはどれぐらい弾むのか?
とにかく、できるだけ鮮明にイメージします。

このイメージが鮮明であれば、あるほど、上達は早いです。
理由はイメージと現実の違いが明確になるからです。
違いが明確だと言う事は、そのギャップを埋める方法も明確になります。

さて、鮮明なイメージが湧いたら、次は現実を観察します。
実際にボールを打ってみて、回転、高さ、弾みなど、どんなボールだったのかを注意深く観察します。

そして、また、もう一度、目標のイメージを鮮明にします。
ここが最も重要なところです。

一般的には実際に打ったボール(トップスピンがかかっていないボール)に引きずられ、目標のイメージが不鮮明になります。
これでは、目標に近づく事ができません。

その為に、もう一度鮮明な目標イメージを湧かせます。
そして、実際にボールを打って、現実を観察します。
とにかく、これを繰り返します。

最も重要なポイントは目標イメージを鮮明にする事。
そして現実を注意深く観察する事。
この二つです。

潜在意識を上手く活用するにはこの二つがとても重要になります。
逆に言えば、この二つがしっかりとできていれば、あとは自動的に潜在意識が現実化してくれると言うわけです。

間違っても、問題に意識を向けてはいけません。
問題に集中すれば、潜在意識が問題を山のように見つけてしまいます。
その結果、問題の無限ループにハマってしまいます。

潜在意識は自分がイメージしたままに働きます。
ですから、使い方次第で全く違う結果が出ます。
だからこそ、上手く使う事が大切になります。

「問題を解決しないで前に進む」事は潜在意識を上手く使う為の非常に大きなポイントなんです。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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