テニスにも必要な残心

今回のテーマは「残心」です。

残心と言う言葉は聞いた事があるでしょうか?
聞きなれない言葉なので、ご存知がない方が多いかもしれません。

残心と調べるとこんな風に書かれています。

「日本の武道および芸道において用いられる言葉。
残身や残芯と書くこともある。

文字通り解釈すると、心が途切れないという意味。
とくに技を終えた後、力を緩めたりくつろいでいながらも注意を払っている状態を示す。」

さて、この残心、武道だけではなく、どんな事にも同じ事が言えます。
もちろん、テニスも同じです。

テニスはミスのスポーツと言われ、ミスの数が試合を決定していきます。
基本的にミスが少ない方が試合を優位に進めます。

では、どうすればミスをしないか?
ミスをしないように意識したからミスがなくなるというような単純な事ではありません。

逆に「ミスをしないように意識するとミスをする」
こんな経験をされている方は多いと思います。

実はテニスのミスにもこの残心が関係しています。

多くのプレーヤーはミスをした時にミスをした時のショットに問題があると考えがちです。
ですが、実はそれは間違いです。

問題はミスした時のショットにあるのではなく、その前のショットを打った後にあるのです。
その前のショットを打った時にボールへの集中が途切れる事が次のショットをミスさせる原因になっているわけです。

例えば。
・ショットの良し悪しを分析してしまう
・打ち方やフォームのチェックをしてしまう
・ボールの行方を気にしてしまう
・・・・・

このような事を考えている時、ボールへの集中は下がった状態です。
この状態で次のボールが飛んで来たら、ボールとは同調できず、ボールを上手くヒットできません。
これがミスをする原因です。

この状態は言い換えれば「残心」が出来ていない状態と言えます。

一つ技を出した後に心が残っていない
つまり、気を許してしまって、心の準備が出来ていない状態で次のボールを迎えてしまうわけです。

多くのプレーヤーはミスをするとどうしても技術的な事をその問題として改善しようとします。
ところが、実際には技術ではなく、メンタル的な事が原因になっている事が非常に多いのです。

私達の身体と心は一心同体です。
心の状態が変われば、身体の動きが変わってしまいます。

その為にいくら普段上手く出来る事でも、心が動けば、身体はミスをしてしまうのです。

残心とはその事を戒めた言葉でもあるわけです。

一つの技を出した後でも、その結果に囚われず、心は常に注意を払った状態にとどめておく事。
そして、途切れる事無く、ボールに集中し続ける事。

まさにこれは残心の言葉そのままです。

剣道の極意とテニスの上達。
実は同じ事が必要になります。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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