プライベートレッスンを受けると上達する?

先日、プライベートレッスンについてご質問をいただいたので、今回はその内容についてシェアしますね。

その質問とは?
「長年の悪い癖はプライベートレッスンで治りますか?
また、プライベートレッスンで本当に上達しますか?」

こんなご質問です。

まず、結論ですが、「わかりません」としか、答えようがありません。
もちろん、ネガティブな意味ではないんですよ。

どんな結果も実際にやってみないとわかりません。
試合をやる前から「勝てる」保証なんてないのと同じですね。

「絶対に勝てる」なんて保証したら、それは八百長や詐欺でしかないでしょ?
それと同じです。

プライベートレッスンを受けたら絶対に上達するという保証はできません。
ただ、言える事は今までと全く違う感覚を体験する事は間違いないと思います。

またその体験はテニスの上達に絶対に不可欠である事も間違いないです。
ですから、現状を打破し、上達する確率は非常に高いと思います。

また、実際にこれまで受講してくださった皆さんは短時間での上達を実感してくださっています。
これは間違いがありません。

では、なぜ、プライベートレッスンが上達する可能性が高いか?
その理由についてお話します。

まず、「長年の悪い癖」ですが、確かに人間は癖を持ちます。
そして、間違った癖を1度身につけてしまうとその癖を治す事は簡単な事ではありません。

でも、実は癖は治す必要がないんです。
みんな悪い癖を治そうとするからテニスが難しくなるんです。

私はそんな事はしません。
そんな事をしたら、努力は空回りして、一生懸命頑張っているのになかなか上達しない悲しい状況に陥ります。
そして、そのうちに自分の可能性を信じられなくなる悪循環にはまります。

では、私はどうするのか?
長年の癖ではない、「新しい正しい癖」を作ります。

ただそれだけです。
とっても簡単です。

人間の癖は一つしか持てないわけではありません。
いくつでも持てますよね?
だとしたら、悪い癖を治すことよりも正しい癖を作れば良い。

そして、悪い癖を治すのではなく、正しい癖が出るように反復すれば良いだけです。
これで、万事解決します

だから、長年の悪い癖なんて、なんの問題もありません。

ちなみに癖の話をもう少し説明しておくと。。

癖には必ずキーワードがあります。
例えば、「パブロフの犬」と言う実験があります。

これは犬を使った癖の実験のような物です。
パブロフというソ連の生物学者は

「犬にエサを与えるときに必ずベルを鳴らすようにしたところ、エサが無くてもベルを鳴らすと犬がよだれをたらす」

と言う事を発見したわけです。

これはベルがキーワードになって、よだれを垂らす癖ができてしまったわけですね。
このように癖には必ず、何らかのキーワードがあります。

もちろん、これはテニスにも同じ事が言えます。
つまり、長年の悪い癖にも何らかのキーワードがあるわけです。

と言うより、実はキーワード自体が間違っているので、悪い癖がついてしまった可能性が非常に高いです。

例えば、「トップスピンをかける為にはラケットヘッドを下げる」
こういうアドバイスを受けて練習するとほぼ、間違いなく悪い癖がつきます。

でも、この悪い癖は間違ったキーワード(アドバイスや情報、知識)によって作られた物です。
ですから、正しいキーワードで別の癖を作れば何も問題はありません。

たった、これだけです。
ちなみに、正しい癖を作るにはそれほど、時間はかかりません。

人間の脳や体は本当に素晴らしいです。
ちゃんと集中して練習すれば、すぐに新しい回路が作られます。

問題は新しい回路を作る事ではなく、何が間違ったキーワードになっているか?
ここなんです。

正しい癖を作るためには、間違ったキーワードから正しいキーワードに置き換える必要があります。
間違ったキーワードが有効になっているままでは、そのキーワードの癖が強く働きます。

その為に、悪い癖がいつも出てくるんです。
ですから、まずはその悪い癖の元になるキーワード探しが重要になるわけです。

そこで、必要になるのが、ヒアリングです。
その方がどんなイメージを持っていて、そのようなイメージを持つ理由は何なのか?
私自身がこれを知る事が非常に重要なんです。

でないと新しい正しい癖が作れないんです。
ですから、プライベートレッスンには毎回1時間のヒアリングの時間が用意されています。

このヒアリングで私は「どうしてそう思うの?」と言う質問を頻繁にします。

これはもちろん、否定している訳ではないんですよ。
ただ、単純にそう思う根拠や理由が知りたいだけなんです。

そこに悪い癖を作っているキーワードが隠れているからです。
ちなみに、このような質問をすると。

「○○さん(コーチ)がそう言ってくれたから」
「○○にそう書いてあったから」
「よくわからないけど、そう思ったから」

大体がこんな風に答えてくれます。
つまり、悪い癖を作っているキーワードのほとんどはこれが原因ってわけですね。

ただ、先程も言ったように、この間違ったキーワードさえ分かってしまえば、後はとても簡単です。
まさに瞬時と言っても良いほど、すぐに悪い癖は出なくなります。

ただし、悪いキーワードでプレーすると当然、悪い癖は出てきますよ。
悪い癖が消えたわけではないので。

ですから、反復練習は絶対に必要になります。
そして、悪い癖のキーワードよりも正しいキーワードでプレーする回路のほうが強くなった時にはもう悪い癖は出てこなくなるわけです。

これが私のプライベートレッスンで行うレッスンの内容です。
いかがでしょう?
何となくでも、上達する為に必要な事は分かっていただけたでしょうか?

簡単にまとめると。
長年の悪い癖を治すには?

「間違ったキーワード」を「正しいキーワード」に置き換える事が重要になるわけです。
ですから、まずは、自分の意識している事を忘れたほうが良いです。

自分が「正しい」と思っている事こそが自分の上達を阻害している可能性が非常に高いです。
ですから、「正しい」と思っている事を忘れてください。

それだけで新しい発見する可能性が非常に高いです。

さて、本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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