求めるテニスのレベル

今回のテーマは「求めるテニスのレベル」です。
人って基本的に自分の欲しいものしか身に着けません。

例えば、お誕生日にプレゼントをいただきました。
ただ、残念ながら、自分の好みに合わなかった・・・

もちろん、気持ちはとても嬉しいですし、できるだけ身に着けようとすると思います。
ですが、しばらくすると結局は自分の好みの物を身につけていくでしょう。

いただいたプレゼントを粗末に扱うと言う意味ではないんですよ。
大切にする事と実際に常日頃、身に付ける事とは違うと言う事です。

実はこれはテニスも同じです。
自分が「求めるテニスのレベル」しか身につきません。

例えば、自分がどのようなボールを打ちたいか?
もし、「気持ちよく打つ事」を欲すれば、気持ちよさは手に入るかもしれません。
ですが、コントロールは身につきません。

また、「10回続ける事」を欲すれば、10回はクリアするかもしれません。
ですが、100回は身につきません。

人の身体はとても正直です。
欲しがっている物を身につけます。

問題は自分が欲しがっている物と上達する為に必要な物が「一致しているか、どうか?」です。
自分が欲しがっている物が上達する為に必要な物であれば、欲すれば欲するほど自然と上達していきます。

ところが、これが一致していない場合。
残念ながら上達には結びつきません。

「テニスが上手くなる事」と「試合に勝つ事」は「同じでは無い」と常々言っていますが、ここにも関係しています。
試合に勝つ為に必要な物を欲すれば自然と試合は強くなっていきますが、自分が欲している物が試合の強さと関係なければ、試合の結果も変わりません。

例えば。
「綺麗なフォームで打ちたい」
「ラケットの真ん中で打ちたい」
「トップスピンのボールを打ちたい」
・・・・

これらは試合で勝つ為の絶対条件ではありません。
ですから、これらを欲しがっている場合は試合に強くなる事は難しいです。

もちろん、全く関係がないわけじゃありません。
綺麗なフォームで打てるに越した事はありません。
ラケットの真ん中で打てるに越した事はありません。
トップスピンが打てるに越した事はありません。

ですが、逆説的に考えると。
綺麗なフォームで打てていない時でもポイントを取る時がある。
ラケットの真ん中に打ててない時でもポイントを取る時がある。
トップスピンが打てていない時でもポイントを取る時がある。

と言う事は、これらは「絶対条件ではない」と言う事です。
つまり、「これらを欲しても直接試合の結果には結びつかない」と言う事なのです。

自分が目指すレベルには到達するには何が必要なのか?
これを見極めるのがとても大切です。
そして、それを欲する事です。

自分が今、何を欲しがっているのか?
そして、それは自分が目指す所に行くために本当に必要な物なのか?

少し考えてみてはいかがでしょう。
伸び悩みを解消する新しいヒントが見つかるかもしれませんよ。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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