バックボレーの手首の使い方

今回はバックボレーの手首の使い方についてお話ししたいと思います。
実はバックボレーの手首の使い方は非常に大切です。

理由は大きく二つあります。
一つはテークバック時のラケット面を作る時に必要な使い方がある。
そして、もう一つはボールに負けない強い状態でボールとコンタクトする為です。

さて、それではまず、フェデラーのバックボレーを観察してみましょう。

出典:Roger Federer Volleys in Super Slow Motion – BNP Paribas 2013

では、解説していきます。

こちらはバックボレーのテークバック時の画像です。
手首をよく観察してみてください。

手の甲側に少し折れているのが分かると思います。
これは「背屈」と言う状態です。

そして、ここではもう一つ観察してほしい所があります。
それはラケット面です。
ラケット面が綺麗に打球方向に向いている事がわかると思います。
ステンシルマークのWの文字が綺麗に見えますよね。

テークバック時では上体が捻られ、肩が横を向いて準備をします。
この時、手首は背屈していないとこのようにラケット面は綺麗に打球方向を向ける事ができません。
もし、ここで手首が背屈されずに解放されているとラケット面は打球方向ではなく、もっと左側へ向いてしまいます。
ラケット面が左を向くと当然、しっかりとボールを捕まえる事ができずに、ボールに負けて、浮いたボールしか返球する事ができません。
参考:バックボレーのコツ

ところが、テークバック時にフェデラーのように背屈しているとラケット面を綺麗に打球方向に向ける事ができます。
*グリップによっては手首の角度に違いが出てきます。
これが一つ目のポイントです。

さて、では、次の画像を観察してみてください。

これは打球後の画像ですが、やはり手首の背屈が維持されているのがわかると思います。
そして、ラケット面もチェックしてみてください。
こちらもテークバック時と同様、綺麗に打球方向に向いたまま、フィニッシュしています。

さて、ここから、分かる事はフェデラーは手首の背屈を維持したまま、スイングを完了しているという事です。
つまり、手首は使わずに固定しているというわけです。

では、どうすれば、手首の背屈や縦の角度を変えずにスイングする事ができるのか?
それは、フェデラーは腕や手首で打つのではなく、肩(背中)で腕を動かしているからです。

その様子を動画で見てみましょう。
0:02‐0:08の間を観察してみてください。
0:02‐0:05までの間は右手のTシャツの袖の位置は少ししか動きませんが、そこから0:08までの間は袖の位置が大きく動いている事が分かります。

これはラケットや手首などの末端ではなく、背中に近い部分が動いている事を表しています。
その結果、スイング中は手首の状態は維持されたまま、フィニッシュできるわけです。
また、同時にラケット面は打球方向を向いたまま移動する事になります。
この動きが再現性の高いバックボレーを実現している理由です。

さらにこの手首が背屈している状態は手首をロックしている事になるので、インパクトの瞬間にボールの勢いに負けない状態でもあるのです。
これが二つ目のポイントですね。

以上の2点がバックボレーの手首の使い方で非常に大切なポイントです。
バックボレーで上手く、ボールをインパクトできないプレーヤーはこの手首の使い方がイメージできていない事が多いです。
良かったら、一度チェックしてみてください。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいてありがとうございます。

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