フェデラーのサーブのフォーム

今回はフェデラーのサーブに注目してみたいと思います。
フェデラーのサーブの特徴は何といっても、その精度です。
スピード自体はとんでもなく速いわけではありません。
と言っても常時200kmを超すサーブを打つ事は可能です。
ですが、速さで勝負するのではなく、余力を残しながら、精度で勝負するサーブです。
また、配球も非常に多彩なので、相手はコースを読む事がとても難しく、フェデラーの集中力が高まっている時はサービスエースを連発する事になります。
さて、では、そのフェデラーのサーブですが、どんな特徴があるか、見ていきましょう。

今回はテークバックを主体的に観察してみたいと思います。
彼のテークバックには3つの特徴があるのでその部分を解説してみたいと思います。

1.右足荷重
まず、一つ目は右足荷重であるという事です。
フェデラーはレディポジションでは左足荷重です。
その状態から上体を起こす事で右足に荷重をかけていきます。

サーブのテークバックでは左足荷重と右足荷重の二通りのプレーヤーがいます。
以前は左足荷重のプレーヤーが多かったのですが、最近は右足荷重のプレーヤーが多いですね。

では、この二つ何が違うのか?
実は右足荷重のほうがより体重の移動をスイングに活用しやすいと言う特徴があります。
右足に荷重されているので、右足の蹴りをスイングに活かしやすいんですね。
例えるなら、野球のピッチャーの動きの要素です。
野球のピッチャーは右足から左足に体重を移動させる要素も使いながら腕の振りにパワーを与えていますよね。
これと同じだと考えてください。

2.左手拳の位置
次の特徴は左手拳の位置です。
テークバック完了時の左手の拳の位置を注意深く観察してみてください。
左の腕はネット方向に延びるのではなく、逆に身体の中心、実際には顔の上あたりに位置しています。
つまり、体幹の真ん中よりあたりにセットされます。
これは体幹の動きをより積極的に使う為の動きだと考えられます。

3.右手拳の位置
最後は右手の拳の位置です。
よく見ると右手の拳の位置は顔からかなり離れているのが分かると思います。
右肩の上でもありません。
もう少し、外側にセットされています。
腕やラケットで打つ意識が強いプレーヤーはこの拳の位置がどうしても近くなりがちです。
実はこの拳の位置が顔に近くなると腕の回外、回内運動が自然に使えなくなります。
もちろん、逆に遠すぎるのも問題なのですが、フェデラーの拳の位置は無理なく回内運動が行える自然な位置です。
腕に力が入って、手打ちになってしまう方はこの時の拳の位置をチェックしてみるのも良いと思います。
ちなみに、今まで、拳の位置が近かったプレーヤーが拳の位置が顔から、離れると、力が入らない感覚を感じる事があります。
ですが、それぐらいのほうがかえって身体は自然な動きをしてくれるので、精度、パワー共に向上します。

以上がフェデラーのサーブのテークバック時の特徴です。
フェデラーのショットはどのショットも無駄な力感を感じないとてもリラックスした状態でヒットしますが、これはサーブにおいても同様ですね。
全体的にとてもリラックスした状態でありながら、全身が無理なく使える状態になっています。
アマチュアプレーヤーにとっても、お手本にするにはとても良いサーブですね。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

2 件のコメント

  • 戸村コーチ

    お世話になります
    ヒゲおやじです

    最近、拳の位置の話題が結構
    でてきますね。

    各ショットで拳の位置にフォーカスすると精度が上がってます

    感謝!

    • ヒゲ親父様
      こんにちは。
      こちらこそお世話になります。
      そうですね、拳の位置に着目して指導すると動きの精度が上がる事が最近、とても多いんです。
      逆にラケットに着目するとなかなか良い変化が出ないような気がします。
      まだ、まだ、これからもいろんなヒントが見つかると思いますので、どんどん紹介していきますね。
      それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

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