ミスの捉え方を変える

さて、それでは、今日のテーマです。
今日は「ミスの捉え方」について少しお話したいと思います。

テニスはミスのスポーツと言われます。
自分のミスはそのまま相手のポイントになります。

その為に、自分のミスは極力減らし、相手のミスを誘う必要があります。
また、全体のポイントの8割はどちらかのミスで決まります。
ウィナーは2割程度。

アマチュアならウィナーの数字はもっと減るでしょう。
いずれにしてもテニスはミスが非常に重要なテーマになるわけです。

ところが、多くのテニスフリークは「ミスをしてはいけない」事は知っている物の、ミスの捉え方を深く考えたり、学んだりしている方は非常に少ないように思います。

そこで、今日はミスについての捉え方を1つ増やしていただきたいと思います。

ところで、あなたは自分がミスをした時にどんな風に考えますか?

「自分がミスをした」
それとも?
「相手にミスをさせられた」

この2つのうちのどちらを思うでしょう?
もちろん、状況によって変わるので、一概に決めれる物ではありませんね。

例えば、相手のボールが威力があったり、コートの端の方に打たれてミスをした場合は「相手にミスをさせられた」と思う事が多いと思います。

では、コートの真ん中あたりにバウンドする、勢いのない簡単なボールをミスした時は?

この時は「自分がミスをした」
と思う事が多いのではないでしょうか?

今日はこのような場面を考えてみてほしいのです。
実はこのような場面でもミスをさせられているケースが少なくないからです。

例えば、あるプレーヤーがフォアハンドにチャンスボールが来たら、その6割をミスするとしましょう。
理由は決め急いで、力んでしまう事です。

アマチュアプレーヤーでは実際に多いと思います。
このようなプレーヤー。

もし、私がこのようなプレーヤーと対戦したら?
私はわざと打ち頃のボールをフォアハンドに送ります。

そして、相手のミスを誘います( ̄ー ̄)ニヤリ
だって、半分以上ポイントを取れる事がわかっているから。

となれば、このように一見簡単に見えるような状況でも「相手にミスをさせられた」となる事はお分かりになるでしょうか?

つまり、「相手にミスをさせられた」状況は単純にボールの難易度で決める事ができないと言う事です。

もっと言えば、自分のミスの全ては「自分がミスをした」のではなく、実は「相手にミスをさせられた」可能性があるのです。

試合では相手に対して戦略や戦術を立て、その場面、場面で相手に対応する事がとても重要です。

これが出来ないと、自分の独りよがりのテニスになってしまうので、技術が上手くても相手に勝つ事ができません。

ところが、このように独りよがりのテニスになってしまう方には特徴があるんです。
その特徴とはミスに対して、「相手にミスをさせられた」と考えるのではなく
「自分がミスをした」と考える事が非常に多い事です。

つまり、ミスの原因は自分の調子やテニスの技術レベルだと思っているんですね。
このように考える方は相手に対して戦術的に攻めるのが苦手です。

これにはちゃんと理由があるんです。
その理由とは相手のミスの原因に気がつかない事です。

このように考える方は「ミスの原因は自分にある」と考えているので、相手のミスに関しても「相手のミスの原因は相手にある」と考える方が非常に多いわけです。

その為に、「どうしたら相手のミスを誘えるか?」
この事がわからないのです。
それが戦術的に試合ができない理由です。

このようなプレーヤーは戦術的に試合ができないので、とにかく自分の調子を上げるしか手がありません。

ですから、調子が良ければ、何とかポイントが取れる。
でも調子が上がらなければ、自滅・・・

こんな感じです。
これが試合がなかなか勝てない人の特徴です。

ところが、試合に強い人はそうではありません。
「どうしたら相手のミスを誘えるか?」
この事にとても興味を持っています。

また同時に「相手にミスを誘われた」事にも気がつきます。
なぜなら、自分も相手のミスを誘おうとしているからです。

人は自分の思考や価値観のフィルターを通して物事を見ます。

その為に「ミスを誘う」と言う価値観が無いと「相手にミスをさせられた」事も「相手にミスをさせる」事も気づく事ができないというわけです。

いかがでしょう?
あなたはミスをした時、どんな風に考えますか?

もしかしたら、あなたが試合に強くなるヒントはそこにあるかもしれません。

本日のお話は以上です。
何かヒントになれば幸いです。

いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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