試合前の練習のコツ

今回は「試合直前の練習のコツ」についてお話したいと思います。

試合に参加する経験が少ないとどうしても試合が近づくにつれて「焦り」を感じる事が多くなります。
その為に、自信がないショットを何とか上手くできるように練習しがちです。

例えば、セカンドサーブに自信がなければ、「もっとボールにスピンがかかるように」
または、バックハンドに自信がなければ、「打点やラケットの面を確認する練習をしたり」
ボレーに自信がなければ、「グリップをチェックしたり」
・・・・・

数え上げればきりがありませんが、とにかく、技術的な事を何とか少しでも身に付けようとする方が非常に多いのが現実です。

ですが、はっきり言います。

直前の練習の短い時間で技術的に新しい事を身に付ける事はまず、不可能です。
そんな事をしても、試合当日には全く役にたちません。

と言うより、なまじっか直前の練習で新しい閃きが起こってしまうと厄介です。
なぜなら、その新しい閃きを試合で期待してしまうからです。

新しい閃きが起こった事は非常に素晴らしい事です。
ですが、それはあくまでもきっかけでしかありません。

その閃きをブラッシュアップし、身につけるにはこれから練習を繰り返す必要があります。
つまり、直前の試合ではその閃きの成果を期待することはできないと言う事です。

ところが、何とか試合で良い結果をだそうと焦っている時はどうしてもその閃きを期待しがちです。
そして、その閃きが原因でかえってメンタルが不安定になる事が度々あります。

私自身にもそんな経験が何度もあります。
直前の練習で「良い感じ」であればあるほど、かえって試合では「良い感じ」でプレーできなかった事が。

実はこんな事が起こってしまう一番大きな原因は直前の練習で「テクニック」に焦点を当てている事なんですね。

もちろん、試合ではテクニックは非常に大切な要素の一つです。
ですが、一日や二日で何とかなるような物ではありません。

継続した練習が必要です。
そんなテクニックに焦点を当てる為に、かえってメンタルが崩れてしまうわけです。

ちなみにテクニックは短時間で身に付ける事ができない代わりに、一度身についてしまえば、簡単に忘れる事はありません。

こんな風にお話すると「いや、テクニックだってすぐに忘れてしまう。。。」
「だって、昨日まで出来ていた事が今日は全く出来ない。。そんな日がいっぱいある・・」

こんな事を思う方がいると思います。
ですが、実はこれ、テクニックの問題ではありません。

メンタルの状態が変化した結果、テクニックが崩れてしまっている事が原因。
つまり、テクニックはメンタルによって左右すると言う事です。

ちなみにメンタルは「状態」です。
基本的に常に変動する物だと思ってください。

気分が良い時もあれば、気分が悪い時もある。
これがメンタル。

いつも同じ状態でいる事のほうが不自然です。
このメンタルがテクニックを左右させているわけです。

つまり、テクニックを安定させるためには、メンタルを安定させる事が何よりも重要と言う事です。
メンタルさえ安定していれば、身に付いたテクニックは自然と発揮されます。

さて、では、話を元に戻します。
試合直前の練習で一番大切な事は何でしょう?

カンの良い方ならもうお気づきだと思います。
そうです、テクニックではなく、メンタルを安定させる練習に時間を費やすようにします。

もっと言えば、テクニックを忘れる練習と言っても良いかもしれません。
テクニックの事を忘れ、ただボールに集中し、打ち合う練習をするのです。

こうして、ボールに対する集中力を安定させ、そして、高めておく事が試合直前では一番効果的です。

常々お話していますが、試合の結果を左右するのは多少のテクニックの違いではありません。
間違いなく、メンタルです。

メンタルが安定している方が必ず試合を優位に運びます。
この事をもう一度、再確認してください。

そうすれば、試合直前の練習でテクニックに焦点を当てるよりも、メンタルを安定させる練習のほうが効果的な事はご理解いただけると思います。

さて、いよいよテニスのシーズンが本格的に始まりますね。
今年のあなたは昨年以上に楽しくプレーできますように期待しております。(・∀・)b

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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