イップスとフォーム矯正

実はイップスになる一番大きな原因はフォーム矯正です。
テニスはもちろん、野球、ゴルフ、卓球、バスケット・・・
あらゆるスポーツで、イップスになる可能性があります。

ですが、共通しているのはイップスになってしまう人は必ずフォーム矯正をしている事です。
スポーツにおいてはいわゆる、フォームは非常に大切な物です。
レベルの高いパフォーマンスを発揮するにはレベルの高いフォームを身につける必要があります。

ですから、フォームを矯正し、レベルアップを図るのはとても大切な事です。
ですが、その方法を間違えるとイップスになるのです。

多いケースは理想のフォームばかりを覚えようとして繰り返して練習をする事です。
確かに理想的な身体の使い方をする理想のフォームは存在します。

ですが、それは身体の使い方と言う意味であって、全く同じ動きをするという物ではないのです。
例えば、2ⅿ先の的を狙う時と4ⅿ先の的を狙う時でフォームはどうなるか?
同じような身体の動きに見えても、そこには微妙な力の加減が必要になります。
もちろん、手先の力加減ではなく、全身の動き自体が2ⅿの的に合わせた動きをする必要があります。
つまり、2ⅿ先の的と、4ⅿ先の的では全く違う動きをしている事になるのです。
にも関わらず、同じ動きで打ったり、投げたりする事は矛盾が起こります。

例えば、4ⅿ先の的を使って、理想のフォームに矯正しながら、練習を繰り返します。
この時、身体は4ⅿ先の的に対して、全身の筋肉を収縮させる順番や、筋収縮の速度などの動きを覚えていく事になります。
では、この動きを2ⅿ先の的に対して行ったらどうなるか?
4ⅿ先の時と同じエネルギーをボールに伝える事になります。
当然、とても勢いがあるボールが飛んで行く事になります。

もちろん、それでも構わない場合は何も問題はありません。
ですが、それがもし、軽いウォーミングアップなどの場合はどうでしょう?

相手とゆっくりキャッチボールなどのウォーミングアップをしている時に、理想のフォームで「ビュン!」と投げられたら相手はたまりませんよね(笑)

そうすると、相手に合わせた軽いボールから始める事になるはずです。
ところが理想のフォームばかりを練習した人は、この軽いボールが投げられなくなるのです。
身体に理想のフォームを覚えこませたので、いつもその動きになってしまうのです。

それを無理に力の加減をしようとすると、身体の動きと脳でイメージしているボールとに大きなギャップが生まれます。
それがイップスを生み出すのです。
ですから、イップスは柔らかいタッチや短い距離などの感覚を必要とする時になり始める事が非常に多いです。

テニスではショートラリーやドロップショット、または球出しなど、ゆっくりと打つ事が必要なケース。
また、野球では軽いキャッチボールや、ノックなど、相手に合わせる事が必要なケース。
ゴルフでは、本当に短いショートパット、タッチショットなどのケース。

もちろん、これが全てのケースでは、ありません。
ですが、いずれにしても、フォームを矯正する事がイップスになってしまう引き金になっているのは間違いがありません。
ですから、一流選手でもいきなりイップスになる可能性はありますし、真面目に練習する人ほど、イップスになる可能性は高いとも言えます。

⇒ イップスでお困りの方に

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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