今日のテーマは「試合と練習」です。
試合で中々結果を出せない人の勘違いについてお話ししたいと思います。
まず、結論からお話しします。
試合と練習は全く別の物です。
どんなに似ていても、同じ物ではありません。
全くの別物です。
ところが、試合と練習を同じようにしようとする方がいます。
ですが、これは大きな勘違いです。
違う物は違うのです。
同じように似せる事自体に無理があります。
同じ炭酸飲料だからと言って、「コーラとキリンレモンを同じように味わう」事は出来ないわけです。
テニスの試合と練習も同じです。
どんなに似ていても違う物なのです。
確かに一般的には
「練習を試合のように」
「試合を練習のように」
するように言われる事が多々あります。
その影響もあるのでしょうが「試合で使えるように練習する」「練習した事を試合で使う」
このように考えている方がいます。
ですが、そもそも練習した通りの状況が試合で度々起こるでしょうか?
そんなわけはありません。
にも関わらず、練習した事を使おうとすれば?
当然、無理が起こります。
そんな事をしていたら、その場の状況に対応出来ずに、チグハグなプレーになります。
試合で大切な事はその瞬間に起こっている事に対して対応してプレーする事です。
その為には「試合と練習は全く別の物」として認識しておく必要があります。
そのうえで、試合で高いパフォーマンスを発揮する為に練習を活用する必要があります。
例えば、試合と練習で大きく違うのはプレーヤーの心理状態です。
試合の時の心理状態は練習の時とは違う事を前提で練習を活用する必要があります。
ここで注意する事は試合の時の心理状態を練習の時と同じようにしようとしない事です。
違う物は違うのです。
同じにする必要はありません。
違う状態になる事を前提に練習しておきます。
「試合では違う状態になる」と想定する事で試合の時の対応力が高まります。
つまり、試合の為に練習を活用できるわけです。
また、試合と練習を同じように考えるといろんな悩みが生まれてきます。
最も多いケースは
「練習では出来るのに試合では出来ない・・」
こんな悩みです。
ですが冷静に考えてみれば、それは当然の事です。
そもそも、試合と練習は同じではないのですから試合の時と練習の時を比べる事自体が問題です。
ただ、試合になるとパフォーマンスが下がってしまうのは問題です。
では、どうすれば、試合の時に高いパフォーマンスを発揮する事が出来るか?
その為に練習を活用するわけです。
「どんな練習をすれば良いか?」は決まった物はありません。
レベルやプレースタイルなど、個人によって全く違います。
そこはそれぞれに工夫が必要になります。
ですが、まず、「試合と練習は違う物」として認識する事がとても重要です。
「試合と練習を同じようにする」という勘違いから抜け出す事です。
「両者は全く別の物だ」と認識するといろんなヒントが見つかります。
試合で中々結果が出ない方は参考にしてみてください。
本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
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