伝言ゲームとテニス

テニスと大脳生理学
© Sport the library/Bill Bachman Sydney 2000 Paralympic Games Tennis - Views
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こんにちは!
フィーリングテニスの戸村です。

さて、それでは、今日は伝言ゲームとテニスについてお話します。

「伝言ゲーム」昔されませんでしたか?
ある内容を次の人へどんどん伝えていって最初と最後がどれぐらい正しいかをゲームするわけです。

この伝言ゲームで何を伝えたいか?
それは、人は興味のある事しか覚えない、
また、自分のイメージで事実をすり替えるという事です。

伝言ゲームをするとすぐに分かりますが、最初と全く違うワードがいっぱい出てきます。
これは途中で伝わる時に誰かのイメージがそのワードを出してきたわけです。

これって「事実をインプット」し、そして、「事実をアウトプットする」という意味ではアウトです。
ゲームとしては盛り上がりますが(・∀・)b

では、テニスはどうか?
上達する為に大切な事は「事実をインプット」「事実をアウトプット」です。

この繰り返しが今までの自分と違う、新しい自分を作り出してくれます。

そうなると、伝言ゲームが正確に実行できる感覚がテニスでも必要だと言う事です。
自分のイメージで摩り替えてはいけないのです。

では、どうすれば伝言ゲームを正確に実行することができるか?
それが、「聴く」力です。

「聞く」ではありません。
何も考えず、「聴く」事が大切です。

ところが、伝言ゲームが苦手な人は人の話を聴いていません。
聞いているのです。

さきほど、イメージがすり替わると言いましたが、
これは簡単に言うと別の事を考えている状態ともいえます。

つまり、相手の話を「聴く」事よりも、自分の頭で別の事を既にイメージしているわけです。
その結果、「聞いている」状態になるわけですね。

となると次に伝える時はどうなるか?
当然、その方のイメージを伝えます。

これが3,4人も続けば内容はかなり違った物になります。

これとテニスも同じだと思ってもらって良いです。
テニスが上達する人は事実を正確にキャッチします。

自分のイメージではありません。
場合によってはそのイメージはコーチや技術書から学んだ「正しいテニス」かもしれません。

でも、それでもそれは役に立たないのです。
大切な事は人から伝わったイメージや自分が持っているイメージではありません。

今、その時に起こっている「事実」です。
これを正確にキャッチする事が大切なのです。

そうすればテニスは自動的に上達します。
非常に簡単です。

人間にはそれだけの能力が備わっているからです。

ですが、いくら努力しても事実をキャッチできなければそれはなかなか報われる事はありません。

いかがでしょう?

伝言ゲームとテニスの関係。
何かヒントになりましたでしょうか?

機会があればぜひ一度お試しください。

ちなみに以前私が会社で支配人をしていた頃、
この伝言ゲームを使ってよく社員研修を実施しました。

遊びながら、自然と聴く力がついて、スタッフ間のコミュニケーションが格段によくなります。
当然お客様からの声も良く聞こえるようになり、クレームもすぐに激減します。

親子やクラブで実行しても同じような効果を期待できます。

ぜひ、お試しを(・∀・)b

それでは今日はこのへんで。

いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス

戸村基貴

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