もっとテニスが上手くなりたければ

テニスの上達の為に
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こんにちは。
フィーリングテニスの戸村です。

今日のテーマは「もっとテニスが上手くなりたければ」
こんなテーマでお話しします。

まず、結論です。
「もっとテニスが上手くなりたければ」
自分の思うように練習しないでください。
自分の思うように練習していたら、必ず上達は止まります。

これは「我流で練習していたら、上手くならない」と言う意味ではありません。
例え、どんなに正しい知識や情報、アドバイス、コツ・・・
こういう物を根拠にしていても、自分が「こうすれば上手くなるだろう」と思う練習をしていたら、上達が止まるのです。

上達し続ける為には「何も考えず、流れに身を任す」
これが必要になります。

こんなお話しをすると。
「いやいや、何も考えないで練習しても、上手くならないでしょ」
と思われる方が多いと思います。

ですが、本当はそうではありません。
その逆です。

自分が「こうすれば上手くなるだろう」と思う練習をするから、テニスの上達は止まるのです。

では、その理由についてご説明して行きます。

まず、私達、人間が最も成長するのはいつか?
それは赤ちゃんの時です。

生まれて、間もない赤ちゃんは、まだ何もする事が出来ません。
ところが、そこから急激に成長します。
その成長スピードは人生で最も早いと言えます。

では、なぜ、この時期、そんなに早いスピードで成長する事ができるのか?
それは、自我が無いからです。

この時期の赤ちゃんには「自分」がありません。
その為に、観る物、聞く物、触れる物、全てをありのままに受け容れます。
それが急激に成長する理由です。

実はこれはテニスにも全く同じ事が言えます。

テニスが最も早く上達するのは初心者の時です。
理由は赤ちゃんと一緒。

初心者の時はテニスの情報が全くなく「テニスの自我」が存在しないからです。
ところが、練習を積み重ねると段々とテニスの情報や知識が集まってきます。

そして、やがて「無我」の状態ではなく「自我」が練習し始めます。
そうすると、テニスの上達は止まります。

これが「自分がこうすれば上手くなるだろうと思う練習をしていたら、上達が止まる」理由です。

そもそも、上達する為に必要な物は新しい体験です。
自分の中にある知識や情報では、それ以上に上達する事は出来ません。

ところが、自分が考え、導き出す答えは基本的に自分の中にある知識や情報が元になっています。
となれば、自分が「こうすれば上手くなるだろう」と思う練習が新しい体験になる事はありません。
これでは、今以上に上達する事は出来ません。
つまり、上達が止まると言う事です。

実際に周りを見渡してみてください。
あなたの周りに練習した分だけ、ぐんぐん上達する人はいるでしょうか?
多分、いないと思います。

「練習しているのに、あまり変わらない」
こんな方がほとんどだと思います。

これはその人の素質や才能、能力、または、努力の大きさの問題ではありません。
練習の方向性の違いです。

どんなに才能豊かでも、新しい体験をしていないのですから、上達が止まる事はとても自然な事なのです。

では、どうすれば、上達し続ける事が出来るか?

それが「流れに身を任す」事です。

何も考えず、ただ、ボールに集中するだけ。
意図的に何かをしようとせず、「流れに身を任す」わけです。

先ほど、赤ちゃんのお話しをしましたが、赤ちゃんはまさに、流れに身を任しています。
意図的に何かをするわけでは無く、ただ、体験し、それを「受け容れる」
こんな状態を続けています。

これと同じ状態でテニスをするわけです。
これが最も早くテニスが上達する方法です。

ちなみに、この方法、実は簡単じゃありません。

「何も考えなくても良いんでしょ?簡単じゃん」
こんな風に思う方もおられると思います。

ですが、実際に実践していただけると、分かると思います。
実は「流れに身を任す」事はめちゃくちゃ難しいです。

ついつい、頭が邪魔をして「こうすれば良いんじゃないかな?」と思う「何か」を練習しようとします。
これは赤ちゃんがしない事です。

ここが「上達が止まるか?」それとも「上達し続けるか?」の岐路です。

「こうすれば良いんじゃないかな?」と思う「何か」を練習している限り、常に「自分」の中で練習している事になります。
つまり、新しい体験をする事はありません。

何も求めず、ただ、ボールに集中し「流れに身を任す」
こんな練習をしている時のみ、新しい体験をする事が出来ます。

それが上達する源になります。

一般的には「何も考えないで練習しても、上手くならないでしょ」
こんな風に考えられています。

ですが、実は違います。
この考えこそが上達が止まってしまう、一番の原因です。

良かったら参考にしてみてください。

本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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