今日のテーマは「段取り上手とメンタルリハーサル」
世の中にはいわゆる「段取り上手」と言われる方がいます。
事前の下準備がとても上手で何事も滞りなくこなしていくタイプの方です。
それに対し、段取りがあまり上手でない方もおられます。
このような方は何かとトラブルが絶えず、物事がスムーズに運びません。
では、この両者一体何が違うのでしょう?
それは事前に行うシュミレーションのレベルです。
段取りを上手く整えるには実際に行動する前のイマジネーションが大切です。
頭の中でこれから起こる事を想像して、トラブルが起こりそうな問題を解決しておきます。
このようなシュミレーションをメンタルリハーサルと言います。
メンタルリハーサルのレベルが高いと段取り良く、実際に行動した時にスムーズに事が運びます。
それに対して、メンタルリハーサルのレベルが低いといろんな問題が発生し、中々上手く事が運びません。
ではレベルの違いとは一体何か?
もちろん、答えは一つではありませんが、中でも大きいのがリスク管理です。
段取り上手な方は事前にあらゆるトラブルが発生する事を前提に考えます。
ところが、段取りが得意でない方は理想的な状態のみを計画します。
その為に、実際に行動した時にハプニングが起こると対処が出来なくなります。
この違いは非常に大きいです。
実際に行動すると必ず、何らかのハプニングが起こる物です。
ハプニングを前提に考えるか?
それとも完璧を目指すか?
皮肉な事に現実は完璧を目指すと大体が破綻し、ハプニングを前提に計画を立てた方が滞りなく事を運ぶ事が出来ます。
さて、話をテニスに戻します。
実はテニスのメンタルリハーサルも同じです。
試合では思いもよらないハプニングやトラブル、ミスは起こる物です。
だからこそ、ハプニングやトラブル、ミスを想定しておくのです。
ハプニングやトラブル、ミスをイメージするとネガティブなイメージに思われる方が多いです。
ですが、実はこれは現実から離れたメンタルリハーサルと言えます。
より現実的なメンタルリハーサルの為にはネガティブな要素を含め、それをポジティブに変えておく事です。
そうする事で、全体はポジティブなメンタルリハーサルになります。
テニスのレベルアップを目指すなら、テニスの段取り上手になる必要があります。
それにはメンタルリハーサルはとても重要です。
ぜひ、活用してみてください。
本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうます。
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