さて、今日のテーマは「ビギナーズラック」
ビギナーラックは「物事の初心者が持っているとされる幸運」の事。
元々はギャンブルの世界で使われている言葉のようです。
でも、同じような事はどんな事にでも現れます。
テニスにおいても、初心者の方が「飛んでもないプレーをする」
こんな事が少なくありません。
と言うよりも初心者の方の方が「飛んでもないプレーをする」可能性が高いです。
むしろ、経験者の方の方がその確率は低いです。
ですが、初心者の方が皆「そんなプレーをするのか？」と言うとそんなわけではありません。
そこにはある条件があります。
それは、「何も知らない」と言う事です。
いくら初心者であってもいろいろな知識を持っているとこんな事は起こりません。
ビギナーズラックは「何も知らない」からこそ起こる出来事なんです。
では、なぜ、「何も知らない」とビギナーズラックが起こるのか？
それは「何も知らない」⇒「何も考えない」
つまり、集中しやすい状態が出来るからです。
ところが、何か知識があるとどうしても、何かを考えてしまいます。
それが集中状態に入れない理由になり結局はビギナーズラックが起こりません。
「無心」になる事の素晴らしさは何となくでも、知っていると思います。
ところが、そうそう簡単に「無心」になれる物ではありません。
どうしても、いろんな事が浮かんで来るものです。
ところが、何も知らなければ、何も浮かびようがありません。
それが、初心者の方にビギナーズラックが起こる可能性を持っている理由です。
逆に言えば、経験者であっても「何の知識もないような状態」になれれば？
それはビギナーズラックのようなプレーが出来る可能性を持っているわけです。
「そんなのはただの運だ」
「テニスの実力ではない」
と言う方が多いかもしれません。
でも、私はテニスの上達は運の塊だと思っています。
同じように練習をしても出来る時もあれば、出来ない時もある
同じようなボールを打っても決まる時もあれば、決まらない時もある
細かく言い出せば、キリがないです。
だとしたら、「運」だと考えた方がよほど、シンプルで分かりやすいです。
そして、実際に運を味方につけるよう練習した方が余程早く上達します。
これは私が日々レッスンする中で感じる事です。
いくら「正しいと言われる知識」を持っていても、運が味方についてくれないと中々結果を出す事が出来ないんですね。
ところが、逆に何も知らなくても、運を身につけると「？？どうして出来ちゃったの？？」
こんな事が起こります。
こんな事を繰り返し起こす方がよっぽど早く上達します。
「そんなのはただの運だ」
「テニスの実力ではない」
と思うのか？
それとも
「運でも何でも、上達する方が良い」
と思うか？
私は後者です。
生徒さんには「出来るだけ楽しくプレーしてほしい」
楽しく上達していただけるなら方法論なんてどうだって良いです。
そう考えるとビギナーズラックはとても大切な可能性です。
だからこそ、「テニスは運が大切」と提案します。
さて、あなたはどちらを選びますか？
どちらを選ぶのもあなたの自由です。
本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただきありがとうございます。
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