求める力と忘れる力

テニスの上達の為に
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今日のテーマは「求める力と忘れる力」です。

人は何かを求めると努力して、それを手に入れようとします。

例えば、「フォアストロークが上手くなりたい」と求めると、そうなれるように努力して練習します。
これはとても自然で当たり前の事です。

私達は子供の頃から、何かを手に入れる為には努力する必要がある事を教わります。
その為に、ほとんどの方が努力する事が求める物を手に入れる唯一の方法だと思っています。

でも、それは本当なのでしょうか?

実は必ずしも、努力する事が唯一の方法とは言えないのです。

心理学の世界では「努力逆転の法則」と呼ばれる法則が存在します。
これは「努力すれば、するほど、逆の結果が出る」と言う法則です。
逆に「努力しない方が自然と結果が出る」と言ってるわけです。

一見すると「そんな事はないだろう」と思うかもしれません。
ですが、実は案外、こんな経験はしているはずなのです。

例えば、「フォアストロークが上手くなりたい」と求め、練習してるけれども、中々上手く出来ない。
にも関わらず、「何もこだわっていないバックハンドが何となく、上手になってきた。」
こんな事は非常に多いです。

これなどはまさに「努力逆転の法則」が分かりやすい例だと思います。

では、なぜそんな事が起こるのか?

私達の脳と身体には非常に高性能な自己修正能力が備わっています。
この仕組みは努力しなければ、働かない物ではありません。

基本的には努力などしなくても、ただ、経験すれば、その仕組みは働いてくれます。
ですから、少し極端な言い方をすれば、「上手くなろうなんて、思わなくても、ボールを打っていれば、勝手に上手くなってしまう」
本来はこんな可能性を持っているわけです。

ところが、必要以上に拘り、努力してしまうと、この仕組みが働かなくなります。
その為に、努力が空回りするのです。
つまり、努力逆転の法則が起こると言う事です。

では、どうすれば、努力逆転の法則にハマらずに求める物を手に入れる事が出来るか?
そこで、今日のテーマです。

「忘れる力」を磨く事です。

一般的には求める物があると、それを頑張って、手に入れようとします。
手に入らなければ、もっと努力して、求めます。
つまり、「求める力」を強めようとします。

ところが、先ほども言ったように、こうすると努力逆転の法則に捕まります。

そこで、必要なのが「求める力」とは逆の力です。
つまり、「忘れる力」です。

普通は何かを求め、手に入らなければ、いろいろ拘り始めます。
ですが、それを止めるのです。

気にしないで忘れるようにします。
そして、ただ、楽しみながら、進みます。

「求める力」を強めて前に進むのではなく、結果を気にせず、過程に拘らず、「忘れる力」を強めて前に進みます。
こうすると努力逆転の法則に捕まる事がありません。

実はこだわって無かったバックハンドが「何となく、上手くなっちゃった」
この理由は自然と「忘れる力」を使っていたからです。

拘っていませんし、変に期待もしていません。
ですから、自然とすぐに忘れてしまう訳です。

ところが、練習だけは続けるので、自己修正能力が自動的に働きます。
そうすると、ある時、気づくと勝手に上達していると言うわけです。

上手くなりたければ、なりたいほど、同時に「忘れる力」を強める。
努力逆転の法則に捕まらない為にはとても大切な事です。

一般的にテニスは「覚える事」で上達すると考えられています。
その為に、「忘れる力」が必要などと言われる事はまずないでしょう。

そして、あなたも「練習しても、忘れてたら意味ないでしょ??」と思うかもしれません。

ですが、もう一度言います。
「忘れる力」を活用してみてください。

必ず、不思議な事が起こるはずです。

本日のお話しは以上です。
いつも長文、お読みいただいて本当にありがとうございます。

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