セルフイメージのアップデート

イメージと感覚
この記事は約3分で読めます。

今回は「セルフイメージのアップデート」についてお話したいと思います。

私は常々、「人の行動は常にイメージが元になっている」とお話していますよね。
セルフイメージも同じです。
今の自分は自分がイメージしている通りになっています。
逆に言えば、自分は自分で作る事ができるわけです。

その元になるのがセルフイメージです。
「自分がどんなセルフイメージを持つか?」
このイメージによって、自分の将来が決まります。

ですから、セルフイメージはとても大切な物です。
ところがこのセルフイメージの使い方を間違う事があります。

過去自分が感じてしまったセルフイメージをいつまでも持ち続けてしまうのです。

例えば、こんな方がいます。
「テニスを始めた時にバックハンドが上手く打てずに苦手意識を持ってしまった。
ところが、その後、練習を繰り返す事で、苦手なバックハンドも段々上手になってきた。
にも関わらず、自分のセルフイメージはテニスを始めた当初のまま止まっている。」

実はこんなケースが少なくないのです。
テニス自体はせっかく上達しているにも関わらず、セルフイメージが昔のままなんですね。

このようにセルフイメージがアップデートされていない人の特徴は調子が上がってきて良い感じになってもその調子が長続きしません。
調子が悪い状態にすぐに引き戻されてしまいます。

そして、思います。
「やっぱり、私はバックハンドが苦手だな・・」
「練習してもなかなか上手にならない・・」と。

でも、実はこれ、バックハンド自体は上達しているんですね。
だから調子が良い瞬間があるんです。
ところが、アップデートできていない自分のセルフイメージがその上達を否定してしまい、せっかくの調子を元の上手ではない自分に引き戻すわけです。

残念ながら、このようにセルフイメージがアップデートされていない状態ではこれが壁になって次のレベルに進む事ができません。

人は本来、必要な経験を積めば、自動的に上達するようにできています。
簡単に言えば、練習すれば誰もが上達しているのです。

ですから、それに伴って自分のセルフイメージもどんどんとアップデートする必要があります。
もちろん、過大評価はいけません。

ですが、過小評価も過大評価と同じぐらいいけない事なのです。
今の自分を客観的に見て、その時の自分に合わせてセルフイメージは必ずアップデートする必要があるのです。

さて、今のあなたはどんな状態でしょう?
もう一度、客観的に自分自身を見てみましょう。
アップデートするべきイメージはありませんか?

小学生の時の身長が130cmだったからと言って、今も130cmであるなんて事はないのです。
いくら小学生の時に「小さかった」からと言って、その時の事をいつまでも覚えておく必要はありません。

早く過去の自分にサヨナラを告げてください。
そして、過去の自分を思い出にしましょう。

「そんな時もあったな~」で良いのです。
「あの時に比べたら、こんな事ができる時もあるなぁ」と今の自分を客観的に評価してあげましょう。

過去のセルフイメージに囚われているとアクセルとブレーキを一緒に踏んでいるような物です
セルフイメージがアップデートされたらそこから調子が落ちる事がなくなりますよ。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

コメント

タイトルとURLをコピーしました