試合に勝つには?

戦略、戦術
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今回のテーマはの本題は「試合に勝つには?」
この事についてお話しますね。

試合に参加されている方は特にしっかりと読んでみてください。

そもそも試合とはどういう物か?
また、試合に勝つ為にはどうしたら良いか?

この事について考えてみましょう。

では、まず、最初に「ジャンケン」に勝つには?
これを考えてみてください。

あえて、テニスから離れて考えてみてください。

と言うのは、どうしてもテニスで考えてしまうとこれまでの常識的な情報や知識が本質的な物を見つける邪魔をするんですね。

ジャンケンもテニスも試合には変わりありません。
試合で勝つ為に一番大切な事は変わらないんです。

ではもう一度考えてみましょう。
ジャンケンに勝つには?

ちなみに、ジャンケンで必ず勝つ方法があるんですが、お分かりになりますか?

その方法は?
それは「後出し」です(笑)

後出しすれば絶対にジャンケンは負けません(笑)
まぁルールから外れていますので、厳密に言うと勝つ方法じゃないですけどね。

ただ、実はここに試合に勝つ為の本質が隠れています。
つまり、どういう事かと言うと、試合は「相手の出す手が分かれば勝てる」という事です。
逆に言えば、「自分の出す手」は分からない方が良い、という事にもなります。

では、テニスでは?

実は基本的にはテニスも同じです。
「相手の出す手が分かれば基本的には勝てる」んです。

良いですか?
とても大切な事なのでもう一度言いますね。

自分の出す手は分からないようにし、相手の出す手が分かれば試合は勝てます。
これはテニスも同じです。

ところが、試合に強くなれないプレーヤーはこの事を勘違いしています。
全く違う事を練習してしまっているのです。

例えば、もう一度、ジャンケンで考えてみましょう。

「綺麗なグーの出し方」を練習している人はジャンケンに強くなるでしょうか?
または「勢いよくパーを出す方法」を練習している人はジャンケンに強くなるでしょうか?

ならないですよね(笑)

だって、ジャンケンの本質とは全く違う練習をしてしまっているのですから。

さて、それでは、テニスの話に戻します。
では、テニスの試合で勝つにはどんな練習が一番必要なのか??

「綺麗なラケットの振り方」
「正しいラケットの面の作り方」
「効率の良い身体の使い方」
・・・・・・・

こういう物が本質ではないのがお分かりいただけますか?
こんな物は単なるおまけです

確かにテニスはボールをコントロールする必要があるので一見、このような物が大切なように思うかもしれません。

ですが、これらはあくまでも「あれば良いな♪」程度の物です。
本質はジャンケンと同じです。

実は試合になかなか勝てない人はここを勘違いしているケースが非常に多いんです。
例えば。

「ストロークが安定すれば勝てる」
「ボレーができるようになれば勝てる」
「スピンサーブが打てるようになれば勝てる」
「トップスピンが打てるようになれば勝てる」
・・・・・・・

残念ながら、それでは勝てません。
まぁ相手も同じように考えてくれていれば、その可能性はありますが。。。

相手がテニスをジャンケンと同じように考えているのであれば、その試合は非常に不利です。

と言うより、テクニックのレベルにかなり差があっても(こちらが上であっても)負ける可能性があります。

確かにテクニックは必要な物です。
相手の出す手が分かっていても、そのボールを返す事ができなければ自分の失点になります。

ですから、そのボールを確率よく返球することが必要です。

ですが、あくまでも、本質は「相手がどんな事を仕掛けてくるか?」
また、同時に「自分は相手にどのように仕掛けるか?」

これを練習しないといけないのです。

いつまでも「綺麗なグーの出す方法」や「勢いよくパーを出す方法」
を練習していては、強くはならないというわけです。

いかがでしょう?
試合とは何か?
試合には何が必要なのか?

ヒントは見つかりましたか?

もし、このお話がヒントになれば次回の練習から、ちょっと意識を変えてみましょう。

綺麗なグーを出す練習を止めて、「相手はどんな事を仕掛けてくるのか?」
そして、それに対して、「自分はどんな風に仕掛けるのか?」

ここに興味を持って練習してみてください。
きっと今までは全く違う試合ができるはずです。

もし、相手がこの事に気がついていなければ( ̄ー ̄)ニヤリ
テクニック的にかなり上のプレーヤーにも勝てる可能性が出てきます。

ぜひ、試してみてくださいね。

以上、本日のテーマは「試合とは?」でした。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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