西岡良仁選手に学ぶテニスIQ

西岡良仁
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西岡選手は私が大好きな選手の一人。

身長170㎝、63㎏
どう考えても不利です。

今のテニス界は2mの選手がゴロゴロしています。

その差が30㎝
ボールのパワー、スピード、フットワークのリーチ・・・

あらゆる条件が異次元です。

そんな中で彼は奮闘しています。
ついつい応援したくなります。

ちなみに現在48位。
キャリアハイを更新中です。

そんな彼の魅力はテニスIQ。

170㎝の彼は「力勝負で勝つのは不可能」
と分かっているんです。

だから、勝ち方に特化してテニスしています。

「どうすれば、相手が嫌がるか?」
その戦略、戦術が彼の生命線です。

そんな彼のテニスIQの本領が発揮されたのが
2020年、全豪オープン2回戦。

彼は30シードのエバンスと対戦します。
伸び盛りの32位に何もさせずに圧勝します。

この試合後の彼のコメントがこちら。

「あえてゆっくり打って、風でボールをブレさせて、ミスヒットを待った」

ただ緩い程度ではないんです。
「風でボールがブレ」ると言えば、相当です。
そんなゆっくりのボールを返球し続けた。

そうするとエバンスはどうなったか?

やがて、エバンスはだんだん打てなくなります。
そして、あげくはスライスの返球で守備をし始めます。

西岡選手の戦術がハマります。

ところが、ここから、後半、戦術が一変します。

「バックハンド中心に攻めて、ネットを取るというのもやった。
序盤はしっかりミスを誘い、後半は攻めていくというメリハリもよかった」

そうです。
後半はミスを誘うだけではなく、
ネットプレーで攻めていきます。

これが驚くほど、ハマり圧勝。

まさに西岡選手のテニスIQの勝利です。


さて、
この試合で西岡選手は
とっても大切な事を教えてくれました。

それは何でしょう?

戦略、戦術の必要性?
緩いボールや風の使い方?
小さい選手の勝ち方?

もちろん、それも大切な事の一つ。

でも、それだけじゃないと思うんです。

彼が教えてくれる最も大切な事。
それは「自分らしさ」

彼は彼独自の強さを日々追及しています。
そして、あの小さな身体で実現してくれています。

それを見ると本当に励まされます。

テニスってどうしても
人と比較しがちです。

でも、比較っているのかな?

比較して正しい方を選択するより
自分の感じるままに
自由にプレーするのはどうだろう?

人が何と言おうと
自分のしたい事をやってみる。

人が何と言おうと
自分の思うようにやってみる。

この方がテニスは
何倍も楽しくなります。

ちなみにテニスを楽しんでいると
「上達」と言うご褒美を授かります。

「好きこそ物の上手なれ」だから。

でも、「自分の思うようにする」って
けっこう勇気がいる事です。

ついつい色んな不安が出てきます。

でも、不安は期待の裏返し。
不安があって当然なんです。

だから、不安なまま、進めば良いんです。
不安を解消したら、期待も消えちゃいます。

不安だけど、自分のしたい事をやってみる。
不安だけど、自分の思うようにやってみる。
不安だけど、自分の感じるままにやってみる。

きっと、テニスが今以上に楽しくなります。

まずは一つ。
自分の思うままにやってみてください。

きっと何かが変わります。
私も応援しています。

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