「テニスが強くなる為の確率」が今日のテーマです。
テニスはミスのスポーツと言われますよね。
ミス=相手のポイントになりますから。
できるだけミスをしないようにプレーする事は非常に大切。
とは言う物の自分のミスに必要以上に過敏になると今度は自分の可能性を止める事になります。
自分はミスをしないように、でも相手にはプレッシャーを与える必要があります。
ただ、自分がミスをしないだけのプレーでは進化はありません。
ではこんなプレーを手に入れるには一体どうしたら良いか?
ここで、「確率」を思い出してください。
一言で確率と言ってもいったい何の確率なのか?
実はここに進化の鍵があります。
例えばAさんとBさんの二人がいたとします。
二人ともがこう言います。
「やっぱりフォアストロークは確率が大事だよね」
「そうだよね~♪」
こんな感じ。
でも、実はAさんとBさんではレベルが違います。
二人が対戦するとスコアは6-1.
BさんはまだAさんに勝った事がありません。
ただ、さっきも言ったように二人とも確率が大事と言う事は知っています。
でも、実はこの両者は決定的に違う事があります。
それはどんな事に対する確率なのか?と言う事です。
実はAさんは時速100Kmのボールを2mの範囲にコントロールする確率をイメージしています。
では、Bさんはどうか?
Bさんは時速80kmのボールを3mの範囲にコントロール確率をイメージしています。
いかがでしょう?
二人とも確率を大切な物と捉えていますが、二人は全く違う次元をイメージしているわけです。
実はこれがテニスのレベルの差になって現れます。
つまり、何が言いたいか?
テニスをレベルアップするには「より難度の高い事に対して確率を追求しよう!」ということです。
また、上達し続けるとはこの難度を自分で上げ続けると言う事でもあります。
ところが上達が止まってしまう方はこの難度を上げるのを止めてしまう傾向があります。
これでは、最初にお話したただ、自分がミスをしないだけのプレーになってしまいます。
相手よりもより難度の高い確率を追求することが「自分は確率良く、でも相手にはプレッシャーを」
こんな状態を作る事ができるわけです。
ちなみに難度を上げる事はこんな効果もあるんですよ。
例えば、今まで3mの範囲にコントロールしようとしていた人が1mの範囲にコントロールするように練習を繰り返したとしましょう。
すると1mの範囲にボールをコントロールする確率はきっと下がるでしょう。
でも、3mの範囲にボールをコントロールする確率は??
きっと上がります。
それは、1mにコントロールする為にそれまで以上に集中力を求められるからです。
つまり、何が言いたいか?
「常に難しい事にチャレンジし続けよう!」と言う事です。
今、出来ない事にこだわらず、もっと難しい事にチャレンジしてください。
後になって振り返ってみるとその時できなかった事がいつの間にか出来るようになっています。
大切な事なのでもう一度言いますね。
今出来ているかどうか?は気にしない!!
そして、とにかく、「常に難しい事にチャレンジし続けよう!」
たった、これだけで必ず、あなたは進化します。
テニスは確率のスポーツです。
でも、一体、どんな事に対する確率なの??
実はこのイメージの差がテニスのレベルの差なんです。
今日お伝えしたかった「確率」とはそんなお話です。
本日は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
写真提供:小林一仁(zonephotography)
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