今日のテーマは「意図」です。
辞書で調べると。
1 何かをしようとすること。「早期開催を―する」
2 何かをしようと考えている事柄。おもわく。もくろみ。「相手の―をくむ」
こんな風に出てきます。
つまり、意図とは目的に近いニュアンスがあるんです。
で、今日お伝えしたいのはあなたのテニスの意図について。
例えば、フォアハンド。
一つのボールを打つ為には必ず意図が必要です。
つまり、そのフォアハンドを打つ為の目的みたいなものです。
なぜ、今、そのボールを打つのか?
みたいな感じ。
ここで注意したい事は大切な事は方法じゃないと言う事です。
ところが、間違えると方法が一番になっている方が非常に多いんです。
例えば、
「効率の良いスイング」
「威力が出るスイング」
「綺麗なスイング」
「リラックスしたスイング」
・・・・などなど
これってみんな方法論。
必要ではないとは言いません。
でも、優先順位としては非常に低いんです。
一番大切な事は「意図」です。
そして、その意図を達成する為に何が必要か?
例えば「相手を前におびき出す」という「意図」を達成する為には?
ボールの高さは?
スピードは?
回転は?
場所は?
これらが意図を達成させる為に必要です。
そして、最後に動き。
そのボールを打つ為に必要な振り方は?
って事ですね。
でも、逆に言えば動きが適当でもスピードや回転が達成できていればOK。
もっと言えば、スピードや回転が適当でも相手を前におびき出す事ができればOK。
というわけです。
いかがでしょう?
ここでお伝えしたい「意図」の意味はこんな感じです。
方法論って結局どこまで行っても方法論なんです。
そこにこだわっている限りは必ず伸び悩みます。
方法論は無数にあります。
どれが良くてどれが悪いと言うのは非常に難しい。
だからトップ選手たちはみんな違う打ち方をするんです。
極端に言えば、方法論は何でも良いんです。
「意図」が達成されれば。
でも、考えたら子供達って実は方法論ではなくて「意図」だけでプレーするんです。
だって、ゲームだから。
相手をやっつけるにはどうするか?
だから、遠くに打ったり、緩く打ったり、前に打ったり・・・
つまり相手をやっつけるという「意図」が明確。
これが彼等が短時間で伸びていく理由でもあります。
いかがですか?
意図って大切でしょ(・∀・)b
次回のテニスは方法論ではなく「意図」を持ってテニスをしてみてください。
きっと新しい発見があって、これまで以上にテニスが楽しくなりますよ。
本日は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
写真提供:小林一仁(zonephotography)
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