やる気はテニスで最も必要なエネルギー

セルフコントロール
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今回のテーマは「やる気」

やる気、いわゆるモチベーションですね。
テニスが上達する上ではこれ以上に大切な物は無いと思います。

やる気が起こらないと新しい事にチャレンジする事も、厳しい練習に挑戦する事もできません。

となれば、上達する事はほぼ不可能です。
どんなに可能性があっても行動を起こさなければ、どんな進化も起こりません。

つまり、テニスが上達するにはまず、「やる気」は必要不可欠だと言う事です。
上達するには常に「やる気」いっぱいで練習に取り組む必要があります。

ところが、この「やる気」口で言うほど簡単ではありません。

「やる気」を出さないといけない事は頭で分かっていても、なかなか「やる気」が起こらない事があるんですね。

今日はそんな時どうすれば良いのか?
そのヒントについてお話します。

まず、そもそも「やる気」とは何か?
この事について簡単に知っておきましょう。

「やる気」とはいわゆる「意欲」と言われる物。
意欲は人間が生きていく為に不可欠な物です。

その証拠に、意欲は人間の脳の中でも
一番本能的な脳でコントロールされています。

別名「爬虫類脳」と呼ばれる脳です。
やはり、生命を維持するのに最も大切な要素というわけですね。

ちなみに人間の脳は下記の3つの層から出来ています。

・知性の脳
・感情の脳
・意思、意欲の脳

では、難しい話はぶっ飛ばして、簡単にどうすれば「やる気」が起こるか?
についてお話します。

実は「やる気」出すのはとっても簡単なんです。
意思、意欲の脳を活性化すれば自動的に「やる気」は出るんです。

ところが、ここで一つ大きなポイントがあります。
先ほどご紹介した3つの脳にはある法則があります。

それはそれぞれ、一方通行にしか影響を与える(活性化させる)事ができないと言う事です。
つまり、こんな感じ。

知性の脳⇒感情の脳⇒意思、意欲の脳⇒知性の脳・・・・・・

これはどういう事を意味するのか?

例えば、こんな事はありませんか?
「やる気を出さないといけない事はわかっている、なのでやる気を出そうと頑張るけど、やる気が出ない・・・」
「やる気を出すようにアドバイスされたけどやる気が出ない」
「行動しないとどうなるか、いろいろ説明されたけど、やはりやる気が出ない」

どなたでも一度はこんな事があると思います。
実はこれ、やる気が出なくて当然なんです。

と言うのは先ほどの一方通行の法則に反しているからです。
頭でやる気を出す理由やその価値をいくら理解してもやる気は出ません。
また同様に頭でやる気を出すように命令してもダメなんです。

なぜなら、「やる気」は「感情」によっては影響を受けますが、知性には影響を受けないからです。
逆に、感情が揺れ動くと「やる気」は自動的に発生するように出来ています。

感情が揺れ動く?
そう、感情が揺れ動けば行動を起こすことができます。

例えば、「とっても悔しい思いをした」
するとどうなります?

何か努力を始めませんか?

「誰かに褒められた」
するとどうしたくなります?

もっとその事を追求したくなりませんか?

そうなんです。
実は「やる気」の元になる物は感情なんですね。

ところが、先程も言ったように頭(知性)でいくら命令しても、行動は起こらないんです。

この事を知っておくと非常に便利です。

ちなみに「やる気」は常に変化するものです。
「やる気イッパイ!」の時もあれば、「全然やる気なし・・」の時もあるんです。

これはとても自然な事です。
「やる気」が出ないことは悪い事でも何でもありません。

人間であれば波があって当然。
もし、「やる気」が無い時があっても自分を責めないでくださいね。

ですが、「やる気」がない状態は前に進んでいないので、時間がもったいないのも事実。

そこで先ほどのヒントを知って、利用すると良いわけです。

「やる気」は感情が揺れ動くと自然と発生します。
では、感情が揺れ動くとは?

「怒り」「悲しみ」「喜び」「楽しみ」「悔しい」「怖い」・・・
こんな感じです。

基本的にはどの感情でも何らかの「やる気」が起こる源になりえます。

ですが、私のオススメは「感動する」事です。

例えば、「感動する映画を見る」
又は「感動する本を読む」

「感動する音楽を聞く」でも構いませんよ。
とにかく、自分の心が高揚し、感動する体験をするのです。

テニスであれば感動するような名勝負の動画を見るのもおすすめですね。
すぐにでもコートに行きたくなりますよ(笑)

こんな風に「やる気」が出なくなった時は
頭でいろいろ考えて命令するのではなく、「感動」する体験をしてください。
そうすれば自然と「やる気」は出てきます。

おすすめは普段から自分が感動できるアイテムを身近に置いておく事。
実はいつもエネルギッシュな人ほど感動体験をいつもしてるんですね。

それがその人の「やる気」の源になっているというわけです。
逆に、感動する事が少ない人ほど、エネルギーは少なくなっています。

ちなみにエネルギーをダウンさせる一番の源は「不平、不満」です。
自分が言うのはもちろんの事、他人の「不平、不満」を聞いているだけでエネルギーはダウンします。

ですから、一番まずいケースは感動体験がなく、「不平、不満」を言う事。
間違いなくエネルギーダウンして、行動する事が面倒になります。

基本的にエネルギーが少なく、すぐにしんどくなる人はこの傾向があります。
あなたはこんな事にならないでくださいね。

どんな事でも構いません、とにかく、身の回りに感動するアイテムを常に置いておいて体験するようにしましょう。

自然と常に「やる気」いっぱいの状態になりますよ。

さて、長くなってしまいましたが、今日のテーマは「やる気」でした。
良かったら参考にしてみてくださいね。

いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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