テニスは掛け算で覚える

テニスの上達の為に
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こんにちは!
フィーリングテニスの戸村です。

さて、早速今日のテーマです。
今日のテーマは「掛け算」

まず、この動画ご覧ください。
掛け算の凄さが分かります。

フカシギの数え方

10分弱ほどありますのでお暇な時にどうぞ。

この動画をご覧いただけると掛け算の凄さが分かっていただけると思います。
足し算ではこんな爆発的な増え方は絶対にしません。

さて、ここで今日の本題。
この掛け算の凄さをテニスに置き換えます。

実はテニスが急激に上達する人の思考は掛け算です。
それに対して、なかなか上達しない人の思考は足し算。

同じ努力をしても上達のスピードが恐ろしく違います。

ではテニスの掛け算と足し算の違いとは?
それは一言で言うと工夫です。

例えば、ある情報を得たとします。
足し算の人はそのまま、それを身につけようとします。

でも、掛け算で思考する人はそんな事はしません。
それを自分に置き換える。

そして、「それは他には流用できないか?」を考えます。
ここが大きな違い。

得た情報をそのまま、利用すると足し算。
でも、置き換えて他でも利用し始めると掛け算になって、恐ろしく多くの事に流用できるようになるわけです。

これがテニスに現れます。

具体的な例をお話しますね。
例えば、「フォアハンドストロークのトップスピンの特徴=ボールが上から落ちて、地面に落ちてから弾む」を知ったとします。

足し算の考えはこのフォアハンドを身につけようとします。
今まで出来なかった事が出来るようになる=足し算

では掛け算は?
この特徴はサーブだとどうなる?
ボレーだと?
スマッシュだと?
レシーブだと?
相手がベースラインにいる時では?
相手がネット前にいる時では?
このグリップだとどうなる?
・・・・・・・

このように無数に出てきます。
そして、それぞれが整理された時、これらは汎用性を持つようになり、爆発的な情報に変わります。

これが掛け算の思考です。
その結果、テニスの質が変わっていきます。

私は集中力の講座をする時によくお話します。
人間の脳の本来の素晴らしさは「赤+白=ピンク」を作り出すこと出来る事だと。

これも掛け算ですよね。
赤と白を掛け合わせると全く次元の違うものが生まれます。

それも無数に。
だって、赤の塗料の量と白の塗料の量を少し変えれば、全く違うピンクが無数にできるでしょ?

これが掛け算の爆発的な増え方の理由です。

掛け算の思考は言い換えれば、閃きや直感とも言えます。
ただ、覚えるだけでは足し算にしかなりません。

なので、少し、極論かもしれませんが、「私は覚える必要はない」と指導します。
グリップも振り方も覚えなくても良い。

それよりも「直感に従って感じるままに打つ」
この方が上達が速いのです。

片や覚える、片や直感。
この両者の上達スピードは恐ろしく違います。

その理由が最初にご覧いただいた掛け算の凄さなんです。
もし、あなたが今、足し算でプレーしているなら。

掛け算の思考取り入れてみてください。
テニスのステージが変わると思います。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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