ストロークの距離が安定しない方へ

テニスの上達の為に
この記事は約5分で読めます。

今日のテーマは「ボールの距離」です。

テニスは左右のコントロールより前後のコントロールの方が何倍も難しいです。
正しい練習を少しすれば、飛ばす方向を定める事は簡単です。

ですが、前後の距離を合わせる事は簡単ではありません。
つまり、狙った方向には飛んでいるが、短くなったり、長くなったりすると言う事です。

そして、このズレはネットミス、アウトミスに繋がります。
ですから、テニスはサイドアウトよりも、ネット、アウトのミスが圧倒的に多いです。

では、どうすれば。
ボールが飛ぶ距離をコントロール出来るようになるか?
ネットミスやアウトミスをせずに、ボールを操る事が出来るようになるか?

では、まず、質問です。
どうして、ボールの距離は変わるのでしょう?
また、ボールの距離を変える要素は何でしょう?

少し考えてみてください。
これを知る事はとても大切な事です。

ボールの距離を変える要素が分からずにボールの距離をコントロールできるわけがありません。
一般的には、フォームや打ち方やラケットの使い方を説明されると思います。

例えば。
「打点を前にしなさい」
「トップスピンをかける為に下から振りなさい」
「もっとボールを押すように打ちなさい」
「ラケット面をもっと調整しなさい」
「インサイドアウトに振りなさい」
・・・・

こんな感じで、スイングやラケット面が良くなれば、距離が安定するという考え方です。

ですが、これらは単なる方法論の一つでしかありません。
ボールの距離が変わる本質ではないのです。

ではボールの距離が変わる本質的要素は何か?
それは下記の3つです。

1.ボールに与えるエネルギーの大きさ
2.ボールの回転の質と量
3.ボールの弾道(インパクト後、ボールが打ち出される角度)

この3つの要素によってボールの距離は変わります。
これ以外は全て方法論の一つでしかありません。

例えば、ネットミスをする理由は何か?
答えは一つです。

ネットよりも低いからです。

膝が使えていないからではありません。
体重の移動が出来ていないからではありません。
打点が遅れたからではありません。
ラケットが下から出てこなかったからではありません。

例え、膝が使えていなくても、ネットよりも高い所に飛べば、ネットは超えます。
打点が遅れても、ネットよりも高い所に飛べば、ネットは超えます。

ところが、ほとんどの場合、対処療法的に方法論のみが指導されます。
その為にプレーヤーは本質を知らずに方法論だけを練習します。

例えば、ネットをしないように膝の使い方を練習したり。
ラケットを下から振る練習をしたり。

こんな練習に終始するわけです。
これでは、本質的な問題の解決に繋がりません。

ちなみにボールの距離をコントロールする為に、最も重要な要素は何か?
それは3番の「ボールの弾道」です。

この意味を理解し、練習するとボールの飛んで行く距離は驚くほど、すぐに安定します。
ラリーが100回、200回続くのは初心者の人でも簡単です。

逆に言えば、「ストロークが安定しない」と言うのであれば、「本質的な問題が解決されていない」とも言えます。

現象には必ず、原因があります。
その根本的な原因を改善すれば、必ず、結果はすぐに変わります。

さて、話しを元に戻しますが、ボールの距離をコントロールするには、ボールの弾道を練習するのが最も効果的です。
何故なら、ここに一番大きな勘違いが潜んでいるからです。

では、二つ目の質問をします。

ボールはどんな角度で打ち出せば距離は短くなりますか?
少し考えてみてください。

実は答えは二つあります。

一つは45度の角度よりも低く打ちだす。
そして、もう一つは45度よりも高く打ちだす。

この二つです。

ボールは45度の角度で打ちだされる時が最も距離が長くなります。
逆に言えば、それ以外の角度の場合は距離が短くなると言う事です。

ここで、最も重要なのは45度以上の角度に打ちだすと距離は短くなるという事です。
例えば、90度の角度で打ちだす、つまり、「真上に打ち上げる」とどうなるか?

ボールはそのまま、手元に落ちてきます。
どんなに大きなエネルギーで打ちあげても、距離は0です。

これが現実です。

ところが、多くのプレーヤーはこの事に気づいていません。
その為に、距離を短くしようとするとボールを低く打ちだそうとします。

ところが、テニスにはネットがあります。
ですから、ネットミスが増えるわけです。

低くして、距離を短くしようとする、でも、ネットをしてしまう。
そこで次はネットを越そうとする、でも、ネットを越したら、今度はアウトをする。

こうして、ネット、アウトを繰り返してしまう訳です。

ですが、45度以上にボールを打ちだしてやれば、90度に近づくにつれてボールの距離は段々短くなっていきます。
本来はこの感覚を練習する必要があるのです。

と言ってもそんなに難しい事じゃありません。
正しい練習をすれば、どれぐらいの角度で打ち出せばどれぐらいの距離が出るのか?

これはすぐにわかります。
そして、これが分かれば、ボールの距離が驚くほど、安定します。

こうなると100回や200回程度のラリーは出来ない方がおかしいという事になります。

とても大切な事なので、もう一度言います。

ボールの距離を変える本質的要素は3つだけです。
1.エネルギー
2.回転
3.弾道

この3つです。
そして、まずは弾道を知る為の正しい練習をします。

すると簡単にボールが飛ぶ距離が分かるようになります。

もし、あなたがネット、アウトを繰り返してしまうなら、この感覚を知らない可能性が非常に高いです。
本来、100回、200回のラリーは30分もあれば、出来てしまう物なのです。

本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました