今回のテーマは「継続」です。
テニスに限らず、進化成長するには継続する事はとても大切な事です。
「継続は力なり」と言いますが、まさにその通りです。
どんな事でも一朝一夕で結果が出ることはありません。
これはテニスも同じことです。
継続することでしか得られない物がたくさんあります。
例えば、続けて1000回ラリーする。
ミスをしないで継続してラリーする事でしか得られない感覚があるのです。
継続する事は上達するには絶対条件と言っても良いでしょう。
ところが、残念な事に「継続する」について勘違いする事があります。
それは「継続する事」その物を目的にしてしまっている場合です。
継続する事自体は本来目的ではありません。
何かの目的があり、それを達成させる為に継続するのです。
その目的を忘れて、ただ、継続する事は惰性の要素が強くなります。
この状態は決して効率が良い状態とは言えません。
例えば、1000回のラリー。
目的は1000回ラリーを続ける事ではありません。
ボールに集中する時間を継続することで体が自動的に動き、
ボールの質を向上させる事が1番の目的です。
もちろん、初期の段階では1000回続ける事が目標にはなります。
ですが、それはあくまでも最初だけです。
本来は1000回続ける事は目的ではありません。
ところが間違えると「継続すること」が目的になってしまうんですね。
実はこのような間違いは多くのケースで見られます。
「継続する」とは目的を達成する為に必要な事を淡々と続ける事です。
ですから、本来の目的を忘れてしまってはいけないんですね。
あなたの目的や目標は何ですか?
その目的や目標を達成させるには必ず継続が必要になります。
ですが、継続する事を勘違いしないでくださいね。
継続する事は目的ではありません。
あくまでも方法論の1つです。
本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
写真提供:小林一仁(zonephotography)
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