テニスの願望と義務

テニスの上達の為に
この記事は約3分で読めます。

今日のテーマは「願望と義務」です。

いきなりですが、あなたはどちらでしょう?

「ボールを観たい」??
それとも
「ボールを観ないといけない」??

「~したい」は願望です。
「~ねばならない」は義務です。

テニスが上達する為に最も大切な事はボールへの集中力です。
集中する事で脳神経細胞が繋がり、感覚を身につけていくからです。

とにかく、たくさん練習したからと言って
上達できるわけではありません。

必要な条件を整えないと
テニスは上達する事はありません。

では、どうすれば、ボールへの集中力を上げる事ができるか?
その最も効果的な方法がボールを観続ける事です。

ボールを観続ける事だけに意識を集めると
自然と頭の中が「無」になってボールへの集中力が高まります。

これ以上効果的な練習は他にはありません。

さて、そこでお聞きしたいのが先ほどの質問です。

あなたは
「ボールを観たい」ですか?
それとも
「ボールを観ないといけない」でしょうか?

結論から言います。
「ボールを観ないといけない」では、
ボールは観れないと思います。

観ようと思っていても、ついつい目が離れます。

人間の眼ははとても正直です。
無意識のうちに自分が興味を持っている物を観ます。

いくら頭で命令しても興味には勝てません。

「~したい」と「~ねばならない」
は全く違う物です。

前者は自らが欲している願望です。
それに対して、後者は義務です。

同じような行動に見えてもその本質は全く違います。

つまり、「ボールを観たい」プレーヤーと
「ボールを観ないといけない」プレーヤーでは
同じように練習しても、その成果は全く違うと言うわけです。

少し話は変わりますが、
ジュニアにとても効果的な練習があります。

それは、アニメの顔を書いたスポンジボールで
練習をすると言う物です。

スポンジボール一つ一つに
アンパンマンやしょくぱんまんの顔を書いておくわけです。

すると子供たちは次はどの顔が出て来るかが気になります。
つまり「ボールを観たい」状態になるわけです。

こんな状態でボールを観ていると
脳は無意識のうちにボールの動きをどんどん記憶していきます。

その結果、子供達自身が知らない間に
ボールの動きを見極めるようになります。
そして、身体は勝手にボールと同調して動くようになります。

ところが、残念ながら「ボールを観ないといけない」では、
この状態になるのがとても難しいのです。

その為に、いつもボールの動きとバラバラの状態が続き、気持ち良くプレーする事ができません。

例えば。
大好きなワンちゃんがいたとしたら?
可愛くて、可愛くて仕方ない猫ちゃんがいたら?

「ずっと観ていたくなる」
こんな気持ちに自然となるのでは、ないでしょうか?

テニスをする時にそんな感覚になれると最高です。
練習すれば、勝手に上達してしまいます。

次回の練習では、「ボールを観たい!」感覚を試してみてください。
きっと、楽しい事が起こると思います。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました