さて、今日のテーマは「未来のテニスの作り方」です。
「一生懸命練習しているのに、中々上手くならない・・・」
こんな悩みから抜け出せない人、結構たくさんおられます。
実はこんな方はテニスの練習に問題があるのではなく、未来の作り方を間違っている可能性が非常に高いです。
そこで、今日は未来のテニスの作り方についてお話ししたいと思います。
では、結論から言います。
未来は「今」作る物です。
未来は未来で作る物ではありません。
未来は「今」作り始めるから時間が経って、結果が出るんです。
花を咲かそうと思ったら、「今」種を蒔かないといけません。
種を蒔いて、日光を充て、水を与え、育てるから、未来、花が開くんです。
考えてみたら、とても当たり前の事です。
ですが、実はこの当たり前の事も日常の生活となると案外、忘れてしまう物です。
では、少し観点を変えます。
花は種を蒔く事で花開きますが、人間の未来は自分のイメージによって作られます。
つまり、イメージが花の種のような物です。
これは脳はイメージと言う設計図を基に働くように出来ているからです。
そして、潜在意識はイメージした事を実現するように無意識のうちに行動をコントロールしてくれます。
つまり、基本的には正しくイメージすれば、自動的に未来それが起こるようになります。
では、イメージとはどういう物か?
一般的には「頭の中で想像する事」を思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろん、これもイメージまたはイマジネーションの方法の一つです。
ですが、もっと大きく影響を受ける物があります。
それは「言葉」です。
言葉はイマジネーションその物です。
例えば「今日は寒い」と言葉を発してみてください。
この時、脳の中では同時に「寒い」と言うイメージが湧いています。
「寒い」と言う言葉を発しながら、「暑い」イメージが湧く事はありません。
また、「寒い」と言う言葉に影響を受けない事もありません。
何故なら、自分が発している言葉だからです。
これが他人が発している「寒い」なら、聞き流す事も可能です。
ところが、自分で発した言葉は、決して聞き流す事は出来ません。
ですから、自分の言葉が自分に最も大きな影響を与えているわけです。
例えば、フェデラーや錦織選手に最高のアドバイスをされるよりも、現実は自分の言葉の方が強い影響を受けているのです。
この事に気づけると、未来の作り方が分かってきます。
言葉はイメージです。
未来はイメージで作られます。
その一方で、未来は「今」作られます。
まとめるとこうなります。
「未来」=「イメージ」=「今、発する言葉」
つまり、未来を作る為に最も大切な物は「今」発している言葉です。
その言葉は未来その物です。
ところが、厄介な事に、人間は過去起こった出来事を言葉にする事が出来ます。
例えば。
「昨日の試合は最悪だった、サービスは入らないし、フォアストロークは当たらないし・・・・」
「昨日、教わったボレー、失敗だらけ、まだ、全然出来ないわ・・・・」
こんな事を口にしている人を見かけませんか?
あなたは大丈夫ですか?(笑)
では、この言葉を「未来=イメージ=今、発する言葉」に照らし合わせてみてください。
この言葉はその人の未来を表しています。
残念ながら、この人は将来の試合もサービスは入りませんし、フォアストロークは当たらないでしょう。
また、教わったボレーが出来る事もないでしょう。
時間をかけて、一生懸命練習しても、言葉のとおりの未来がやってきます。
どんなに効果的な練習であっても、人間の脳と身体のシステムを覆す事は出来ません。
イメージが未来を創ります。
そして、自分が発する言葉はその影響を最も強く与えるイメージです。
もちろん、過去に起こった事を否定しているわけではありません。
実際に昨日の試合は最悪だったのです。
そして、ボレーは失敗だらけで全然できなかったのです。
これは事実です。
ですが、事実をわざわざ言葉に発して、イメージ化する必要は無いわけです。
望む未来を作る為には、過去起こった事は直ぐに忘れて、未来のために言葉を使うべきです。
こう考えると、過去と現在と未来は一直線上にある事がよく分かります。
それを繋いでいるのが「言葉」と言っても良いかもしれません。
もっと言えば、「言葉」は「未熟な過去」を「望む未来」に変えて行く変換機と言えるかもしれません。
言葉の使い方次第で未来は大きく変わるという事です。
もし、あなたが今、どんなに悩み多き、未熟で発展途上であっても心配しないでください。
大丈夫です。
未来はあなた自身で作る事ができます。
ただ、その為には、「今」から発する言葉にちょっと注意してください。
そして、過去の出来事をイメージ化しないでください。
少しずつ、未来の変換機を使いこなしていきましょう。
焦る必要はありません。
安心してください。
必ずあなたが望む未来がやってきます。
本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
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