テニスの戦術を身に着けるには?

戦略、戦術
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今回は戦術について少しお話したいと思います。
戦術は目的地に着くまでの対応力によく似ています。

例えば、自宅から隣町の友人の家まで車で遊びに行くとしましょう。
その時、行きなれた場所なら、事前に下調べなどはしないかもしれませんが、基本的にはどの道路を通っていくのかを前もって調べておくと思います。

出かける前にちゃんと調べておけば、実際に走り出してからあたふたする事はありませんよね。
ここで、事前に予定を立てておかないと、運転に集中できず、道に迷ったり、危険な事が起こる可能性が高まります。

逆に言えば、事前に調べて通る道を明確にしてあるからこそ、運転に集中できるわけですね。
つまり、通る道順を決めるのは運転をする前と言う事になります。

これはテニスも全く同じ事が言えます。
サーブを打って(打たれて)プレーが始まってから、考えたり、意識する物ではないと言うことです。
基本的には事前に決めておく事なのです。

とは言うもののテニスには相手がいます。
事前に決めたように事が進む事はほとんどありません。

ですが、実は車の運転も同じなのです。
例えば、事前に決めた道を走っていたら、前が大変な渋滞になっています。
さて、どうしましょう?
そのまま待つ?
迂回する?
2つの選択がありますよね。

この時、事前に道を決める時に、渋滞の可能性が想定されていたら?
迂回路も調べていると思います。
迂回路を調べている人は何も問題なく、迂回路を選択します。
渋滞と言う不可抗力も想定内です。

そのまま進んでいたら、今度は工事で通る予定だった道が塞がれています。
さて、どうしましょう?
ここでも事前の下調べのレベルによって、対応力が変わります。

付近の道や方角が頭に入っていれば、迷う事なく、その場で対応策を選択できるでしょう。
ところが、それがなかったら?
そこで、地図を広げて道の選択が必要になります。

車の運転はこんな感じになりますよね。
テニスの戦術も全く同じです。

事前に決めた戦術がそのままできる事はほぼありません。
相手も一生懸命プレーしているわけですから。

その時に、どれだけ、迂回路に対する対応力があるか?
これが問題になるわけですね。

緊急の際の代替案が2案あるのか?
それとも3案あるのか?
それとも50案あるのか?
これで対応力が全く変わるというわけです。

いずれにしても、通る道順は運転を始める前に決めておく必要があります。
テニスのプレーも同じです。
戦術はインプレーになる前に決めておく必要があるのです。

そして、また、同時にその時にどれだけの代替案を持てているのか?
これが大切になります。

ここで言いたいことは、行き当たりバッタリではダメだと言うことです。
目的地は明確だけれど、そこに行き着く為には緊急時の代替案が必要なのです。

目的地が明確でないまま、車の運転を始めてしまったら??
それは、ただ、車の運転自体を楽しんでいる事になります。
ゴールには到達しません。

目的地を明確にして、道順を決めた、でも代替案を用意していないので緊急時に対応できずに立ち往生?
これもゴールには到達できませんよね。

これをテニスに置き換えてみてください。
テニスの戦術が見えてくると思います。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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