テニスのシングルスとダブルスの違い

ダブルス
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今日のテーマは「ダブルスとシングルスの違い」です。

先日ある生徒さんにこんな質問をしました。

「ダブルスとシングルスの違いって何ですか?」と。
すると・・・

「配球や展開??」と自信なさげに答えてくれました。
確かに配球や展開も違いますし、他にも色々あります。

答えは一つではないので、正しい答えにこだわる必要は無いと思います。
ただ、ダブルスをする時にとても重要な事があるので、これは知っておいて欲しいと思います。

それは、ダブルスの場合。
「自分が打ちたいボールとペアが打ってほしいボールは違う」
また。
「自分が守りたい場所とペアが守ってほしい場所は違う」
と言う事です。

ダブルスの配球や展開が苦手な人はこの事に気がつけていないのです。
その為に、ペアからするととてもプレーしにくいダブルスになります。

所謂「阿吽の呼吸」でプレーできるようになるとダブルスはとっても楽しくなります。
また、実際にパフォーマンスも上がります。

その為にはペアはどんなボールを打ってほしいのか?
また、どこを守ってほしいのか?

この事が分かるようになる事がとても大切なのです。
そして、最終的にはペアが打ってほしいボールが自分が打ちたいボールと一致すると最高と言うわけですね。
守りについても同じです。

ですが、こうなるまでには、様々な経験をし、その感覚を身につける必要があります。
決して、頭で理解し、覚えるのではありません。

体験、経験から、自分自身で気づく必要があるのです。

まずは難しく考えず、「ペアはどんなボールを打ってほしいのだろう?」
「ペアはどこを守ってほしいのだろう?」
こんな事に興味を持ってプレーしてみてください。

最初はただこれだけでも構いません。
段々と、いろんな事に気付くようになります。

ダブルスの配球や展開には所謂セオリーと呼ばれる物があります。
もちろん、セオリーを身につける事も大切ですが、阿吽の呼吸の感覚を身につけるにはセオリーにこだわってはいけません。

セオリーは所詮、セオリーです。
テニスには必ず、そのプレーヤーの個性があります。
この個性を上手く活かさなければ、パフォーマンスを上げる事はできません。
そして、また、その個性を殺してしまっては阿吽の呼吸に近づく事は出来ないのです。

ですから、セオリーにこだわりすぎないで、そのプレーヤーの望んでいる事を感じる練習をする事が必要になります。

そうして、お互いがお互いの望んでいる事が感じられ、摺り合わせが出来るようになるとより楽しく、そして、より強くなる事ができます。

ダブルスにはシングルスでは味わえない楽しさが味わえます。
これはとても価値のある事です。

お互いが協力して、目の前の相手に挑戦するのです。
一人で挑戦するのとは全く違う価値です。

ところが、中にはこの価値に気付かずに、一人一人がバラバラでダブルスをしている方がいます。
また、ペアに自分の望みだけを要求している方もいます。

これでは、ダブルスの本当の楽しみも価値も感じる事は出来ません。
大切な事はお互いがお互いの望みを感じながら相手に向かって行く事です。

ぜひ、この楽しみと価値を体験してほしいと思います。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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