日本人テニスプレーヤーが世界に通じる為には

フィーリングテニス
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今回のテーマは「日本人プレーヤーの可能性」についてです。

最近の日本テニス界は錦織選手の大活躍で大いに盛り上がっています。
良い意味も悪い意味でもやはりトップ選手が出てくるといろんな事が違いますね。

今年の錦織選手は昨年以上にプレッシャーがかかる一年になるでしょう。
でも、彼ならきっとやり遂げてくれると思います。

メンタルの強さが彼の強さでもありますから。
怪我さえなければ、グランドスラム上位、そして、優勝も不可能ではないはずです。

それにしても日本人男子がグランドスラムの優勝を争えるなんて、錦織選手が出てくるまでは全く想像すらできませんでした。

本当に凄い事です。
でも、喜んでばかりはいられません。

錦織選手の次の選手に目を向けないといけないからです。
錦織選手のおかげで日本人がテニスでもトップ選手になれる事が証明されました。

私は常々思うのですが、テニスは日本人が世界のトップになれる数少ないスポーツだと思っています。
その理由は大きく三つあります。

一つは相手と体のコンタクトがないスポーツである事。
直接、身体同士がぶつかるスポーツは基本的に体格が大きくない日本人には不利です。
ですが、テニスはネットをはさんでボールを打ち合うのでその問題がありません。

二つ目は戦略、戦術などのゲーム性が問われる事。
単にパワーやスピードだけではなく、相手の隙を突くことで戦況を変える事ができます。

そして、三つ目。
実はこれが一番重要な部分ですが、日本人はそもそも非常に集中力が高い民族であると言う事です。
日本にはどのジャンルにおいても「匠」と呼ばれる世界があり、非常に緻密で繊細な技術を追求します。
これは日本人が持っている集中力の高さがなせる技です。

この三つの理由から日本人がテニスでトップ選手になる事は可能と思っているんです。
でも、こうして見ると錦織選手はまさにこの3つに当てはまっていると思いませんか?

逆に言えば、日本人がトップ選手になる為にはこの3つの要素を磨く必要があるという事だと思うんです。
ですが、残念ながら、今のテニス界は日本人特有の長所を生かすよりも世界のテニスを追いかけてしまっていると思いませんか?

特に技術、体力については常に海外に追随するようにしてきました。
もちろん、海外のテニスを学ぶ事は大切なんですが、それを追いかけるのはちょっと違うと思うんです。

日本人には日本人の長所を活かしたジャパンスタイルを作るべきだと私は思います。

それには、まず、もっと集中力を高める事。
そして、戦略、戦術を磨く事。

この二つがとても重要だと思います。

実はこの事は何も日本のトップ選手だけに言える事ではありません。
日本のテニスの底辺から変えて行く事がとても大切な事だと思います。

つまり、私はあなたにもお力を貸して欲しいと思っているんです。
選手だけではなく、もし、日本のテニスフリーク全体がボールへの集中力が高く、戦略性に長けているプレーをし始めたら?

これは非常に大きな変化だと思います。
トップの選手たちも当然、その流れの中から生まれる事になります。

こうなると第二、第三のの錦織選手がどんどん生まれてくるのではないかとそんな風に思うんです。
そんな事になったら本当に嬉しいなぁと妄想しながら今年も頑張りたいと思います(笑)

さて、今回は私の勝手な思い込みをお話してしまいました。
ただの戯言と笑っていただけると幸いです。

本日は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス

戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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