残念ながら、新型コロナの影響でスペインで行われるはずだった「ATP1000 マドリード」は中止が決定しています。
でも、その代わりにとても面白い大会が開催されます。
「ムトゥア・マドリード・オープン・バーチャル・プロ」とは？
この大会はゲームソフト「テニス ワールドツアー」を使った大会です。
ATPとWTAの選手たちが自宅からオンラインで「バーチャルなマドリード大会に参加する」と言う企画です。
とても面白いですよね。
実際に賞金も用意されています。
男子と女子、それぞれに賞金が約1,772万円。
ちなみに本当の大会は2019年で約1億5000万円！
まぁ、これと比べるとかなり違いますが。
また、この大会の賞金はツアーが無くなって困っている仲間に寄付する事も出来るそうです。
この大会を企画した「ATP1000 マドリード」大会ディレクターのフェリシアーノ・ロペスはこんな風に言ってます。
「ムトゥア・マドリード・オープンが予定されていた日程で開催されないと発表して以来、私たちはテニスをファンに届けるためのアイデアを練ってきた」
本当に素晴らしいアイデアだと思います。
この大会の開催期間は4月27日から30日の4日間
私も観戦したいと思います。
ムトゥア・マドリード・オープン・バーチャル・プロ 参加メンバー
こちらが現時点での参加メンバーです。
錦織選手の名前はまだありません。
ぜひ、参加してナダルに勝ってほしいですね。
男子
ラファエル・ナダル（スペイン）
アンディ・マレー（イギリス）
アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）
ガエル・モンフィス（フランス）
ダビド・ゴファン（ベルギー）
ファビオ・フォニーニ（イタリア）
ディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）
カレン・ハチャノフ（ロシア）
ジョン・イズナー（アメリカ）
ルカ・プイユ（フランス）
ダビド・フェレール（スペイン）
フランシス・ティアフォー（アメリカ）
女子
エリナ・スビトリーナ（ウクライナ）
ベリンダ・ベンチッチ（スイス）
キキ・バーテンズ（オランダ）
アンジェリック・ケルバー（ドイツ）
マディソン・キーズ（アメリカ）
クリスティーナ・ムラデノビッチ（フランス）
カルラ・スアレス ナバロ （スペイン）
ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）
ジョハナ・コンタ（イギリス）
フィオナ・フェロ（フランス）
ユージェニー・ブシャール（カナダ）
ソラナ・シルステア（ルーマニア）
参加メンバーのコメント
ゴファン
「このeスポーツ大会でプレーすることにとてもワクワクしている！初めてのことなので、できるだけ多く勝てるようにベストを尽くしたい！」
ハチャノフ
「僕はコートでもオンラインでも、テニスをするのが好き」「仲間でもある選手たちに挑戦し、世界中のテニスファンに僕のスキルを見せられることを楽しみにしているよ」
ナダル
「マドリードのバーチャルトーナメントでプレーできることを嬉しく思うし、いつものように、自分の全てを出し切るつもりだ」「自分の実力がどれほどのものになるかは分からないが、今回家でプレーしていても、いつものようにみんなと一緒にいて、みんなの応援を感じることができればと思っている」
モンフィス
「ロックダウン中にビデオゲームをたくさんプレーしているので、ムトゥア マドリード・オープンが主催する『テニス ワールドツアー』の大会で仲間でもある選手たちに再会できて嬉しいよ」
ケルバー
「私たち選手にとって新しい挑戦であり、これまでに経験したことのないこと」「新しいフォーマットで自宅から試合をするのはエキサイティングだし、良い機会だと思う。参加するのを楽しみにしているわ！」
ズベレフ
「この時期にテニス界をひとつにする絶好の機会だと思う。自宅からテニスファンを楽しませられたらと思うよ。良いドローを祈ろう！」
シュワルツマン
「ムトゥア・マドリード・オープン・バーチャル・プロでプレーするのが待ち遠しい」「よくビデオゲームはしているが、この大会でもうまくできるといいな」
フェレール
「ムトゥア・マドリード・オープン・バーチャル・プロに参加するのが待ちきれない」「以前はゲーマーだったから、忘れていないといいんだけどね。準備として練習しているよ！」
「ムトゥア・マドリード・オープン・バーチャル・プロ」を観るには？
「ムトゥア・マドリード・オープン・バーチャル・プロ」は公式サイトが「オンライン、テレビ、公式SNSで観戦できる」としています。
こちらが「ムトゥア・マドリード・オープン」の公式サイトです。
さて、
今回の企画で
「素晴らしいなぁ」
と思うのはそのアイデアと行動力。
限られた中で
「一体何が出来るのか？」
考え、アイデアをひねり出し
実行する。
決して簡単な事じゃありません。
状況が悪くなって諦めるのは簡単。
でも、それじゃ前に進めない。
これって、テニスの試合も同じです。
試合は自分が望むような展開に
なる事なんてほとんどありません。
厳しい状況を乗り越えて行かないと
上に勝ち上がるなんて事は出来ません。
その時に必要になるのがアイデアと行動力。
負けそうになって、
厳しい状況の中で
一体何が出来るのか？
を考える。
そして、それを行動に起こす。
でも、だからと言って、
いきなり最高の事をしなくても良いんです。
ほんの少しだけ、
何かに挑戦してみるんです。
その時、その挑戦は
実を結ばないかもしれません。
でも、その積み重ねで
厳しい状況を打破する力が身に付きます。
本当は「出来ない」じゃありません。
実は「やっていないだけ」なんです。
焦らなくても良いんです。
小さな行動を起こしてみてください。
やがて、大きな結果を生み出します。
きっと、あなたにも同じ事が起きます。
頑張ってくださいね。
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