メドベージェフの強さ

テニス ニュース
この記事は約3分で読めます。

メドベージェフの強さについて興味深いデータがあったのでご紹介。

その内容はショートラリーとロングラリーでポイントを獲得する確率についてです。

【ショートラリーでのポイント獲得率】
1位:メドベージェフ 54.98%
2位:スタン・ワウリンカ(スイス) 54.04%
3位:ジョン・イズナー(アメリカ) 53.97%
4位:ロジャー・フェデラー(スイス) 53.75%
5位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 53.54%

【ロングラリーになった本数】
1位:メドベージェフ 1,393本
2位:ガエル・モンフィス(フランス) 1,309本
3位:ジョコビッチ 1,285本
4位:ステファノス・チチパス(ギリシャ) 1,227本
5位:ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 1,066本

THE TENNIS DAILY

メドベージェフはロングラリーのうちの52.5%を獲得しているそうです。

つまり、彼はショートラリーとロングラリーではとても強い。

この事から単純に考えるとサービスとレシーブが優れている
そして、長いラリーでもミスをしないって事になります。

では、なぜ、そんな事が出来るのか?

それは集中するのが上手いとも言えます。

ショートラリーに強いという事は最初から集中力が高いという事。
そして、ロングラリーに強いという事はその集中力を持続する事が出来るという事。

逆にミドルラリーの時は他の選手も集中力が高まるので遜色がなくなるという事だと思います。

本当の強さはここだと私は思います。

例えば
素晴らしくキレキレのサーブを持っていたとします。
でも、その確率が低いと?

素晴らしくコントロールが良いストロークを持っていたとします。
でも、5回しか続かなければ?

結局のところ、その技術がポイントに現れる事はありません。
目に見える強さは必ず、目に見えない力の支えがあります。

この事に気付けないと、どんなに練習しても結果は出ません。

そして、この事に気付ける人はそれほど多くはないです。
残念ながら。

「ボールのコントロールが悪い」
「ストロークにスピンがかからない」
「トスが上手く上がらない」
・・・・

それはなぜか?

目に見えるグリップやフォームばかりチェックする人がいます。
身体の動かし方を変えれば、良くなると思っているんだよね。

でも、本当は違います。

正しい動きをすれば、上手く出来るなら、プロの選手はみんな同じ動きをしてるはず。
でも、誰一人同じ事はしていない。

この現実に気付けるか?

そこが大きな鍵です。

でも、中々それに気付ける人は少ない。

目に見える物を変えて上手く出来なかったら
「目に見える物が原因じゃないのかな?」
とは中々なりません。

「どんなグリップなら良いんだろ?」
「どんな打ち方なら良いんだろ?」
「もっとこうした方が良いのかな?」

ってなるんだよね。
これが一握りの人しか上達しない理由。

もう、そろそろ気付いても良いかも。

そもそも、それはそんなに関係がないって事に。

一人のプロの選手を見るんじゃなく全体を見れば、見えてきます。

「誰一人、同じ事をしていない」

つまり、方法が決まっている訳ではない

これが事実。

じゃ、どうすれば良い?

正しい方法ではなく、自分の感覚を信じる事。

美味しい物は美味しい
不味い物は不味い

これで良いんです。

ボールを打つ。
その時、何を感じるか?

これを磨けば、良いんです。

人には素晴らしい感覚が備わっています。
もちろん、あなたにも。
その感覚を磨いてください。

必ず、テニスは進化します。

がんばってくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました