テニスのラリーの長さ

テニス ニュース
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先日、ATPからテニスのラリーに関する面白いデータが紹介されていました。
少しシェアしたいと思います。

2018年から2020年の間で行われた2,854試合で集められたデータと言いますから、かなりの数です。
このデータをラリーの長さによって下記の3種類に分けたそうです。

ショット数が
「0-4」「5-8」「9ショット以上」

さて、このデータからフェデラーとジョコビッチの数値を抜き出すとどうなるか?

フェデラーと言えば、超攻撃的でラリーが短いイメージがありませんか?
逆にジョコビッチは堅実でラリーが長いイメージがあるように思います。

では、現実はどうか?

・0-4
フェデラー: 53.75% (4,816 / 8,960)
ジョコビッチ: 53.54% (4,382 / 8,184)

なんと、その差はわずか、0.21%でフェデラー。

・5-8
ジョコビッチ: 55.51% (2,086 / 3,758)
フェデラー: 53.27% (1,840 / 3,454)

この差は2.24%でジョコビッチ

・9ショット以上
ジョコビッチ: 54.63% (1,404 / 2,570)
フェデラー: 54.53% (806 / 1,478)

この差はなんと、0.1%

いかがですか?
このデータ。

とても面白いと思いませんか?

少なくても、私のイメージとはだいぶ違います。

いずれにしても、このデータからジョコビッチがフェデラー対して分が良い理由が分かります。
実は「5-8」の中程度のラリーに少し差があると言う事ですね。

いやぁ、これはとても勉強になりました。

さて、少し話は変わりますが。

テニスの面白さはラリーの中にあります。

サーブ&ボレーのような短時間でのスリリングなラリーもワクワクします。
また、逆に何度も何度も繰り返されるストローク合戦もドキドキします。

いずれにしても、ボールを操り、相手と打ち合う事がテニスの楽しさです。

ところが「試合になるとラリーが楽しめない」
こんな方が少なくありません。

「とにかく、自分がポイントを取る事」
これだけを考えてしまうわけです。

例えば。
「厳しいところを狙って、すぐにポイントを取りに行く」
「最高のショットを打って、全てのポイントを取りに行く」

これって、将棋に例えれば。
「王手」しかしないって事になります。

これでは、テニスの楽しみは半減します。

あなたはいかがですか?
ラリーの面白さを楽しめていますか?

これってテニスが上手くなるにはとても大切な事です。
テニスの本質とも言える事ですから。

何事も「楽しむ事」はとても重要です。

楽しいと集中力が増します。
集中すれば、それだけパフォーマンスが上がります。

楽しむ事は最も早く上達する秘訣です。

ところが、勝ち負けにこだわりすぎると楽しめなくなります。
それは、結局、上達が遅れる事になるんです。

もし、あなたも勝ち負けや結果が気になるなら
少し勝ち負けを手放してみませんか?

そして、相手とのラリーを楽しんでみてください。

今まで気づけなかった事に気付く事が出来ます。

その気づきはきっとあなたの財産になります。

焦る事はありません。

テニスを心から楽しんでいる時。
あなたの本当の能力が開花します。

楽しいテニスはあなたのテニスを一変させます。
明日からあなたの世界が変わります。

ぜひ、今まで以上に楽しんでください。
私も応援しています。

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