磨きと二者択一

テニスの上達の為に
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今日のテーマは「磨きと二者択一」です。
では、早速お話ししていきます。

生徒さんとお話ししているとよく感じる事があります。
それは「テニスを二者択一で上達しようとしている」事です。

二者択一とは「二つの選択肢のうちの一方を選ぶこと」です。

「良いか?悪いか?」
「出来たか?出来なかったか?」
「正しいか?正しくないか?」
「Aか?Bか?」
これらはみんな二者択一の考え方です。

例えば。
「今のは良い感じだった、これをもう一度」
「どちらの振り方が良いんだろう?」
「これは違う」
・・・・
こんな感じでテニスの練習をするわけです。

残念ながらテニスはこれでは中々上達する事が出来ません。

そもそもテニスは二者択一の世界では図れない物です。
音楽や絵画などの芸術に近い物です。

音楽に良いも悪いもありません。
絵画にも良いも悪いもありません。

自分の感じたイメージをただ表現するだけです。
もちろん、最初は自分がイメージした事を上手く表現する感覚もスキルも持ち合わせていません。

ですから、自分がイメージしているように表現できないでしょう。
場合によっては拙い作品になるかもしれません。

でも、それは悪い事でしょうか?
また、違う事でしょうか?
または、正しくない事でしょうか?

そうではないですよね。
ただ、成長過程なだけです。

これから経験を積んで、磨けば表現力がどんどんついてくるはずです。
つまり、二者択一では図れないという事です。

では、どうすれば良いのか?
それは「磨く事」です。

磨きには「良いか?悪いか?」はありません。
「出来たか?出来なかったか?」もありません。
ただ、先に進むだけです。

ダイヤモンドの原石は最初から光り輝いているわけではありません。
でも、だからといって、ダイヤモンドである事を否定する必要は全くありません。

毎日、少しずつでも磨けば、その分、光り輝くだけの話です。
1日十回でも磨けば、その分、輝きに近づいているはずです。

テニスも基本的には同じです。

例えば、フォアストロークに悩みを抱えているとしましょう。
すると一般的にはどこが悪いのか、原因を探し、そこを変えようとします。
または別の方法を探そうとします。
これでは二者択一の考え方でテニスをしている事になります。

ですが、本当は現状のフォアハンドに何か悪いところがあるわけではないのです。
ただ、曇っている部分があったり、汚れがついている部分があったり。
または、全く磨かれていない部分があったり。

いずれにしても、磨く事でしか解消しない問題ばかりです。
原石に問題はありません。
ただ、磨けば良いんです。

そうすれば、磨いた分だけ、テニスは成長していきます。

「研ぎ澄ます」という言葉があります。
テニスにはこの言葉がとても似合うように思います。

ボールとのタイミングを研ぎ澄ます。
ボールとの距離感を研ぎ澄ます。
ボールを捕まえる感覚を研ぎ澄ます。
動きやすさを研ぎ澄ます。
前衛の動きを感じる感覚を研ぎ澄ます。
・・・・・

これらは全て、テニスが上達する為に必要な感覚です。
ですが、何かを覚えたから身に付く物ではありません。

研ぎ澄ます、つまり、磨く事でしか得られない物です。

多くの場合、二者択一の考え方になると外から、答えを持ってこようとします。
ですが、磨きはそうではありません。

既に自分は答えを持っているのです。
今持っている物を研ぎ澄ますだけです。

こうすると、同じドリルを練習していても、その中身は全く違う事になります。

安心してください。
何か新しい物を取り入れなくても、あなたは既に答えを持っています。
あとはただ、それを研ぎ澄ます事です。

これがテニスが最短で上達するもっとも簡単な方法です。

本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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