こんにちは。
フィジカルトレーニングの戸村です。
今回のテーマは「心の働きと心の動き」
テニスはメンタルスポーツと言われるほど、メンタルがプレーに影響を与えます。
逆に言えば、メンタルのレベルアップは確実にパフォーマンスをアップさせます。
では、どうすれば、メンタルをレベルアップさせる事が出来るか?
その一つが「適切に心を働かせる」事です。
「働き」と「動き」と一見、似ているような言葉ですが、両者は明確に違います。
前者には「知恵」が含まれています。
過去の経験によって、知識から知恵に変わり、その知恵によって、動いている状態が「働き」です。
それに対し、後者の「動き」とは、そのような知恵が備わっていない状態。
ただ、反応し、動いている状態です。
前者の「働き」の状態は知恵によるメリットを期待する事が出来ます。
逆に後者の「動き」にはそれは期待できません。
さて、話を元に戻します。
これはテニスのおいても同じ事です。
先ほどもお話ししたようにテニスはメンタルスポーツです。
心がプレーに与える影響は非常に大きいです。
その為に、心が適切に働いているプレーヤーと心が動いているプレーヤーの差は非常に大きくなります。
心が適切に働いてプレーしているプレーヤーは過去の経験から得た知恵によるメリットが期待できます。
つまり、レベルの高いパフォーマンスです。
逆に心が動いてプレーしているプレーヤーはその場しのぎの不安定なプレーが続きます。
この事に気づけると、心を適切に働かせる練習が必要な事が分かってきます。
心は最初から適切に働くわけではありません。
最初はただ動きます。
これは決して悪い事でなく、とても自然な事です。
ただし、動きから働きに変わるか?
ここは非常に大きなテーマです。
レベルの高いプレーヤーは心を適切に働かせるのが上手です。
落ち着いて、冷静にその場の状況を把握し、それに適切に対処する判断をします。
これは心が動いているのではなく、働かせているから出来る事です。
心は動かすのではなく、適切に働かせる。
だからこそ、その心に従って、身体も適切に動いてくれます。
人の身体は心が動かしています。
まずは、心を適切に働かせること。
そうする事で、身体も適切に動き、テニスのパフォーマンスは自然とアップします。
本日のお話は以上です。
良かったら参考にしてみてください。
ちなみに、下記の動画では、その辺りを詳細に解説しています。
良かったら、こちらも参考にしてみてください。
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