こんにちは。
フィーリングテニスの戸村です。
さて、早速ですが、今日のテーマです。
今日は「堅実なポイントの取り方」
これについてお話ししていきます。
テニスは確率のスポーツです。
最高のプレーで取った1ポイントも。
簡単なケアレスミスで失った1ポイントも同じです。
勝つ為には1ポイント、1ポイントを堅実に積み上げる事が必要です。
では、堅実なポイントの取り方とはどういう物か?
ちょっと考えてみてください。
ちなみに、同じ質問を生徒さんにすると。
ほとんどの方はこんな答えを返してくれます。
「ミスをしないようにプレーする」
「慎重にプレーする」
「安全なところに打つ」
「リスクを冒さないようにする」
・・・・
こんな答えが非常に多いです。
でも、これは違います。
堅実なポイントの取り方とは、安全なボールを打つ事ではありません。
これでは、プレーがどんどん消極的になって、勝つ事は難しくなります。
では、どうすれば、良いのか?
答は「再現性の高い計画を立てる」
これが堅実なポイントの取り方に必要な事です。
例えば。
夏休みの宿題。
30日後に確実に提出するには?
必ず、30日で完了するような計画を立てる。
そして、それを確実に実行する。
こうすれば、30日後には確実に提出する事が出来ます。
では、宿題を1/30にすれば良いのか?と言うとそれでは甘いです。
どこかでトラブルが発生すると、完了しません。
トラブルを考慮して、20日で完了するように1/20の量に分けて計画する
そして、それを毎日、実行する。
こうすれば何かトラブルが起こっても10日間は大丈夫です。
このように「イチかバチか?」のギャンブル的要素を出来るだけ排除した計画を立てる事。
そうすれば、30日後には確実に宿題を提出する事が出来ます。
さて、話をテニスに戻します。
実はこれと同じ事がテニスのポイントの取り方にも言えます。
ギャンブル的要素を出来るだけ排除した計画に基づいて、ボールを配球する。
そして、それをウィナーまで繋げる事。
これが「堅実なポイントの取り方」です。
堅実をイメージすると、どうしても「ミスをしない」「確実にコントロールする」
こんな風に、各ショットの精度を上げようとしがちです。
でも、この考え方は非常に危険です。
消極的なプレーに繋がりがちです。
テニスは常に自分の望み通りにボールをコントロールする事は不可能です。
だからこそ、多少、ボールコントロールが乱れても、破綻しないような計画が必要になります。
宿題を1/30に分けると危険なのと同じです。
トラブルが発生する事も踏まえて計画しておけば、さらにギャンブル的要素は排除出来ます。
試合に強いプレーヤーはこの計画の立て方が非常に上手です。
そして、それを確実に実行して行きます。
決して、ボールコントロールが特別に長けているわけでは無いのです。
増してや、ボールの威力がめちゃくちゃ凄い訳でもありません。
試合で中々勝てないプレーヤーはここを勘違いしている事が非常に多いです。
逆に言えば、この勘違いが解けて、プレーの計画を見直せば、勝つ確率は必ず高くなります。
最初は、どんな計画が立てれば、堅実にポイントが取れるか?
分からないかもしれません。
ですが、ギャンブル的要素を出来るだけ排除するようなプレーをしていると段々と分かってきます。
なぜなら、その間に「ポイントが取れる」と言う成功体験をするからです。
成功体験が蓄積されれば、自然と「為すべき事」が分かってきます。
まずは「堅実なポイントの取り方」とは「再現性の高い計画を立てる事」である事。
そして、それは「ギャンブル的要素を出来るだけ排除した計画を立てる事」であると言う概念をしっかり持ってください。
これが肚に落ちると、確実に試合は強くなります。
本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
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