自分の強みを見つけるとテニスは変わる

戦略、戦術
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今回は自分の強みや戦術を見つける方法についてお話したい思います。
自分の強みを活かす事はテニスでは非常に重要です。

だいたい試合というのものは、勝っている時は自分の強みを活かし、負けている時は自分の弱みを使わされている物です。
また、自分の強みを活かす事ができると勝ち負けは別にして、試合内容は良いはずです。

このように試合を優位に進める為には「どれだけ強みを活かせるか?」がポイントになります。
ところが、試合がなかなか強くならない人は自分の強みや自分の戦術を使っていないのです。

と言うより、そもそも「自分の強みや戦術に気がついていない」場合が多いんです。

実はここが大きいポイント。
「持っていない」ではなく、「気がついていない」

自分の家の中にはびっくりするほどのお宝が眠っているのに、その価値に気がついていない。
となると当然、その価値を使いこなす事はできません。
この二つの違いは大きいですよね。

テレビの番組で「お宝鑑定。。」みたいな番組がありますよね。
あの番組と同じ。

自分では「これはきっとトンでもないお宝だ♪」と思っていた物が実は何の価値もなくて、「こんな物大した価値もないだろう。。」と思っていた物が実は超貴重な物だったり。。。

実はテニスの強みはこれと非常に良く似ています。
自分では強みとは思っていなかった、また気がついていなかった事が本当の自分の強みだったりするのです。

この事に気がつけないと非常に残念です。
せっかく自分には素晴らしい可能性があるのに、それが全く使えない訳ですから。

ちなみに先ほどのお宝と自分の強みには共通項がある場合が多いんですね。
それは他人の評価や分析。

例えば、他人から「これは凄い価値があって・・・・」といろいろ聞かされた内容を鵜呑みにしている方のお宝はほとんどの場合、実は大した価値がなく、がっかり・・・

こんな事多いですよね。

では、テニスは?
実は同じ。

他人から言われた「フォアハンドはこういうボールを打って・・・」
「サーブはこんなボールが・・・」
「ボレーはこんな風に・・・」

こういう物は実はほとんど価値のないお宝です。
結局、試合では使い物にならない結果になります。

ところが、ここでほとんどのテニスプレーヤーは決定的な間違いを犯します。
それは、この使い物のならなかったお宝は練習しているうちに価値の高いお宝に変わると思ってしまうんですね。

ですが、きっぱりと言います。
そういうお宝はどれだけ練習しても本当のお宝に変わる事はありません。

それよりも本当のお宝に気がつくことが大事なんです。
本当のお宝はあなた自身の物です。

性格や体格が誰ひとりとして同じ人がいないように、お宝も同じ人は絶対にいないんですね。
ですから、理想を求めるだけじゃ自分のお宝に気がつくことはできません。

では、どうすれば、自分のお宝に気がつくことができるのか?
それは、目の前で起こっているプレーを客観的に観ることから始まります。

実際にプレーしていると自分が思っている事や目指している事とは全く違う事が度々起こります。
ですが、実はこういうプレーの中にこそ、本当のお宝が眠っています。

このお宝に気がつく為には自分の頭の中が「~しよう」「~しなければ」という発想に支配されていたのでは、本当に起こっている事はキャッチできないんですね。

つまり、本当のお宝にも気がつく事ができないというわけです。

試合に強くなる人は非常に現実的です。
理想だけを求めてはいません。

今の現実の結果から有効な手段を見つけていきます。
その先が理想に繋がっている感じですね。

つまり、理想の近づくためにも今自分の目の前で何が起こっているのか?
この事に興味を持つ必要があります。

そうすると自分が全く意図していなかったのに、ポイントが取れる事がたくさんあります。
これが自分の強みや戦術を作っている源になります。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

写真提供:小林一仁(zonephotography)

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