トップスピンは上に振る必要はあるのか?

テニスの上達の為に
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こんにちは。
フィーリングテニスの戸村です。

さて、早速ですが、今日のテーマです。

今日は「トップスピンは上に振る必要はあるのか?」
こんなテーマでお話しします。

一般的には「トップスピンをかける為には、ラケットを上に振るスイングが必要」と言われます。
あなたも一度は聞かれた事があるのではないでしょうか。

ですが、私はこのアドバイスをお勧めしません。

上に振るスイングをイメージすると、色々弊害が起こります。

トップスピンは上に振るスイングをイメージする必要はありません。
と言うよりも、むしろ、上に振るイメージはしない方が良いです。

こんな事を言うと。
「いやいや、トップスピンは上向きに回転をかけるんだから、上に振らないとダメでしょ」
と思われる方は多いと思います。

確かにトップスピンは上向きにボールが回る回転です。
何らかの方法でボールを上に回す必要があります。

ですが、その為にスイングを上に振る必要はないのです。

では、どうすれば良いのか?

それはスイングに高低差を作れば良いのです。

スイングの始まり ⇒ インパクト ⇒ インパクト後
この3つの高さが 段々と高くなっていけば、ボールには自動的にトップスピンがかかります。

問題は、この高低差をどのように作るか?
ここが一番、重要なポイントなのです。

ラケットを上に振るスイングをイメージしてしまうと、どうしても、この高低差を腕の動きで作ろうとします。
そうすると、下記のような弊害が発生します。

・ラケットの重さを感じる
・ラケットヘッドが遅れる
・タイミングが遅れる
・腕の力が必要になる
まだまだ、他にもありますが、いずれにしても、トップスピンをかけるのが非常に難しくなります。

女性やジュニアなど、腕力が無い方には更に厳しくなります。
更には、故障や怪我の原因にもなります。

ですので、私はこれをお勧めしません。

では、どうすれば良いのか?

そもそも「腕を振る」と言うイメージが必要ありません。
腕を振ろうとするから、色々な弊害が生まれるのです。

ちなみに、片腕は重さは体重の約6%と言われています。
50㎏の方なら、約3㎏です。

これにラケットの重さ(約300g)が加わって、3.3㎏。
これだけの重さを動かそうとすれば、これは非常に大きな負担です。

1時間も、2時間も、これだけの重さを振り続ける事はめちゃくちゃ大変である事は容易に想像できると思います。
女性なら、尚の事です。

そもそも、腕は振ろうとするのではなく、身体の動きについてくる物。
そういうイメージで扱うべきです。

当たり前の話ですが、腕と身体は繋がっています。
その為に、身体を動かせば、腕は間違いなく移動します。

その移動する方向や場所をちょっとコントロールしてやれば良いのです。
これだけでテニスに必要なスイングは十分です。

・腕を振る動き
・身体の動きについて、腕が移動する動き

両者の動きは一見よく似ていても、その内容は全くの別物です。
私は後者をお勧めします。

では、話を元に戻します。

腕を上に振るスイングをイメージすると、どうしても腕を振ろうとします。

そうではなく、身体の向きを変えます。
そうすると、腕の位置は間違いなく移動します。

その移動途中でボールに触れます。
そうすれば、自動的に腕を振ったことになり、ボールも飛んでいきます。

更に言えば。
「スイングの始まり ⇒ インパクト ⇒ インパクト後」に高低差があり、インパクト後に向かって、段々と高くなっていれば、自動的にボールにはトップスピンがかかります。

この時、プレーヤーはスイングを上に振っているイメージはありません。
身体の動きに任せて、腕がただ動かされているだけです。

スイングの始まりがインパクトの時の高さよりも低くセットされていれば、身体は無意識にボールの高さ(インパクトの高さ)に合わせようとします。
ですが、それはあくまでも、腕を上に振って合わせるのではなく、身体の動き、つまり、身体が回転する動きにつられて、少し高く移動するだけです。

なので、プレーヤーのイメージとしては、上に振っているイメージはなく、どちらかと言えば、身体の回転につられて、横にスイングしているような感覚です。
ただ、スイングの始まりよりも、インパクトの時の方が少し高いので「勝手に高くなって、ボールに触れた」と言うだけの事です。

つまり「実際に起こっている現象とプレーヤーが感じる感覚は同じではない」と言う事なのです。
ここが非常に重要です。

実際に起こる現象をそのまま意識的に起こそうとすると、様々な弊害が起こります。
実際に起こっている現象は、結果的に起こっている現象であって、プレーヤーが意識していない事が多々あるからです。

今回、お話ししている「上に振る」もその一つです。

プレーヤーは上には振っていません。
ただ「スイングの始まりとインパクトに高低差があるから、実は上に移動していた」と言うだけの事です。

こうすると、腕力が必要なくなります。
身体さえ、向きを変える事が出来れば、腕は必ず移動するからです。

ラケットヘッドの遅れやタイミングのズレも無くなり、再現性が高くなります。

同じ話の繰り返しになりますが、そもそも腕は振る物ではありません。
腕を振ろうとしている時点で、勘違いが始まっています。

つまり、腕の振り方をいくら工夫しても、目指す現象は起こらないと言う事です。
腕は「振られる物」「動かされる物」として、扱って初めて、腕は腕の役割が果たせるのです。

ところが、残念な事に腕の振り方に囚われている方(コーチを含めて)が非常に多いです。

腕は振る物ではありません。
腕は基本的に体幹に動かされる物です。

まずはその発想をブラッシュアップしてください。

「トップスピンは上に振る必要はあるのか?」と言う疑問も自ずと答えが出ると思います。

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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