今日のテーマは「テニスの習慣」です。
哲学者であり、心理学者でもあるウィリアム・ジェームスはこんな事を言っています。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
あなたも一度は聞かれた事があるのではないでしょうか。
ちなみに元巨人軍の松井秀喜氏はこの言葉を座右の銘にされているそうです。
この世の中の事象には必ず、原因と結果の法則が成り立っています。
そう考えると、この言葉は人生の結果に対する原因と言えるかもしれません。
さて、話をテニスに戻します。
テニスにも全く同じ事が言えます。
未来のテニスは今のテニスの習慣によって作られます。
上達に必要な習慣を持っていれば、未来のテニスは心配する必要はありません。
確実に進化、成長している事でしょう。
逆に上達に必要な習慣を持っていなければ、テニスは伸び悩む事になります。
ちなみに、今、伸び悩みを感じているなら、それは「これまでの習慣に問題があった」とも言えます。
そして、この習慣を変えなければ、そのまま伸び悩みは続いてしまう可能性が高いです。
もし、あなたが今の状態に満足せず「もっと上達したい」と願うなら、テニスの習慣を変えてみる必要があるかもしれません。
では、上達に必要な習慣とはどういう物か?
それは潜在意識を活用する習慣です。
潜在意識は眠れる巨人とも言われるほど、大きなパワーを秘めた意識です。
なぜなら、潜在意識は身体をコントロールする意識でもあり、潜在能力を発揮するには必要不可欠の意識だからです。
潜在意識を活用する習慣を「持っているか?」それとも「持っていないか?」
これがテニスの上達においては最も重要な事です。
ちなみに、私達、人間にはもう一つの意識があります。
それは顕在意識です。
潜在意識が身体の意識であるのに対して、顕在意識は頭の意識です。
つまり、この二つの意識は相反する意識と言えます。
顕在意識を使うと潜在意識を使う事が出来ません。
逆に潜在意識を使うと顕在意識を使う事が出来ません。
基本的にどちらか一方の意識が優勢に働く事になります。
つまり、練習中、顕在意識を使う習慣を持っているプレーヤーは「潜在意識を活用しない習慣を持っている」と言う事になるのです。
実はこれが「テニスが上達できない習慣」になります。
逆にテニスが上達する習慣とは「潜在意識を活用する習慣」です。
そうする事で潜在能力を発揮する大きなパワーを活用する事が出来るからです。
さて、それでは「顕在意識を使う習慣」とはどういう物か?
そして、「潜在意識を活用した習慣」とはどういう物か?
実はこの二つの違いはとてもシンプルです。
頭を使うか?
それとも使わないか?
ただ、それだけの違いです。
頭を使えば、顕在意識を使い、頭を使わなければ、潜在意識を使う事になります。
一般的な指導や練習のほとんど全てが頭を使う物です。
その為に、ほとんどの方が顕在意識を使って練習する事が習慣になっています。
この習慣を「頭を使わない習慣」に変える事が必要になります。
簡単に言えば「何も考えずに練習する事を継続する」という事です。
人は思考をストップさせれば、イマジネーションが膨らみ、感覚が研ぎ澄まされます。
これこそが潜在意識が眠れる巨人と言われる理由であり、潜在能力を発揮する入り口と言うわけです。
そして、テニスにおいては技術を身につけ、パフォーマンスを高める源になります。
ところが、世の中には「頭を使わなければ、上達しない」と言う間違った常識が存在します。
この常識が非常に厄介なわけです。
この常識に惑わされると「顕在意識を使う習慣」からいつまでも抜け出す事が出来ません。
つまり、せっかくの眠れる巨人のパワーが使えないと言う事です。
だからこそ、ほんの一握りの人達しか、テニスは上達できないのです。
ですが、本来は違います。
潜在意識を使う習慣を持てば、誰もが、もっと簡単にテニスは上達する事が出来ます。
その一番良い例が小さな子供達です。
彼等が短期間のうちにグングン上達する理由は「何も考えないから」です。
と言うより、思考する脳である左脳がまだ発達途中であるために、思考が出来ないと言ったほうが良いかもしれません。
いずれにしても、思考を使わない為に、自然と「潜在意識を使う習慣」を持っているわけです。
それが「子供達は上達するのが早い」理由です。
ですが、別に大人であっても、潜在意識を活用する事が出来れば、グングン上達する事は可能です。
その為の習慣を持てば良いわけです。
さて、あなたはどちらの習慣を身につけますか?
潜在意識を活用する習慣ですか?
それとも、顕在意識を使う習慣ですか?
何度もお話ししますが、私のおすすめは前者です。
本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
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