中級から上級に中々上がれない方が陥っている問題について、少しお話しします。
中級から上級に上がるには当然、テクニックのレベルアップも必要です。
ですが、実はそれ以上に大切な事があります。
ここが問題で中級から上がれない方が非常に多いです。
その大切な事とは身体の役割通りに全身を使うと言う事です。
実は私たちの身体は末端部と中心部で全く違う役割を持っています。
末端は感覚器、中心は出力機。
つまり、末端である腕や脚はタイヤ、中心である肩甲骨、股関節、背骨はエンジンの役割を持っています。
この考え方はテニスではあまり聞かれない事ですが、武術の世界では常識的な事で、体幹で出力し、腕や脚は力を出さず、感受性を上げないと「相手に技がかからない」という教えがあります。
ですが、これはテニスでも全く同じことが言えます。
体幹で出力し、腕は感受性を上げて、ボールを感じる感覚を磨かないと、レベルの高いボールが打てません。
これが中級から中々上級に上がれない理由になっている方は非常に多いです。
もし、今、中級で伸び悩んでいるなら、体幹部と末端部の役割の違いに注目して練習をしてみてください。
壁を乗り越えるヒントになると思います。
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