テニスで安定感を出す為に

テニスの上達の為に
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先週末は今年最後の合宿に行ってきました。
幸い、天気にも恵まれ、充実した合宿が行えました。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

さて、テニスでは安定感が非常に大切です。
テニスは確率のスポーツなので、安定感が無いと勝つ事は出来ません。
ところが、中々プレーが安定せずに、悩んでいる方は非常に多いと思います。

そこで、今回の合宿のテーマは「肚を作る」
安定感を出すには肚を作る事が必要になるんです。

ちなみにあなたは「肚が据わった人」と聞くとどんな人をイメージするでしょうか?
例えば、「物事に動じず、落ち着いた人」
こんな方を思い浮かべる方は多いと思います。

実はテニスではこの肚が据わっている状態がとても大切です。
ボールを安定させる為には、まず、自分自身が安定する必要があります。

いくら技術的に高い物を持っていても、目先で起こった出来事に対して、一喜一憂し、ふらついていたのでは高い技術を活かす事はできません。
再現性を高める為にはまず、自分自身が安定する事が非常に大切になります。
目先の結果に一喜一憂せず、安定する事で技術も安定します。
つまり、肚が据わっていないと安定したプレーを身につける事は出来ないのです。

ちなみに、テニスの技術レベルが高くなったからと言って、落ち着いてプレーができるようになるわけではありません。
今日、初めてラケットを持った人でも落ち着いている人は落ち着いています。
逆に10年練習しても落ち着いてプレーできない人もいます。
つまり、技術レベルと落ち着いたプレーは全く別の物です。

この事を勘違いしている方が非常に多いです。
「上達すれば、メンタル的に安定する」と思ってしまうんですね。
ですが、これは全くの別問題です。
ですからこそ、「肚を作る」練習がとても効果的になるんです。

今回はテニスの練習をしながら、肚を作る事に取り組んでもらいました。
肚が上手くイメージできると重心が下がり、上体からは力が抜けます。
つまり、リラックスした状態が自然とできます。
これは高い技術を身につけるにもとても大切な事です。
また、目先の出来事に一喜一憂しないでメンタルが安定するようになります。

大切な事は技術練習に偏らず、肚を作りながら、技術も高めていく事です。
落ち着いた状態ができると今まで気がつかなかった事にも気が付くようになります。

今のレベルを脱するには今まで気がつけなかった事に気が付いたり、発見したりする事が必要になります。
ですが、自分の心が揺れ動いていたのでは、微妙で繊細な感覚には気が付く事ができません。

「騒がしい騒音だらけの場所では小さな声は聞こえない」のと同じ事ですね。
自分の心が静かで澄んだ状態でないと気がつけない事がたくさんあります。
この小さな声が今の自分を変えてくれるヒントになります。
ですから肚を作る事はメンタル的に安定するだけではなく、技術的にもレベルアップができる条件なのです。

もちろん、今回合宿に参加いただいて練習をしただけでは「肚が出来た」とは言えないと思います。
今回はあくまでも、紹介と体験と言うレベルです。
大切な事はこれから「肚を作る」練習を繰り返していただく事です。

テニスは上達すればするほど、より微妙で繊細な感覚が求められます。
その為には、自分の在り方がとても大切になります。
ぜひ、肚の据わったテニスを目指してほしいと思います。

【参考】
⇒ メンタルを安定させるコツ

本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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