こんにちは。
フィーリングテニスの戸村です。
さて、早速ですが今日のテーマです。
今日は「技術のレベルが上がると起こる変化」
こんなテーマでお話しします。
技術レベルが上がると、ボールの質が上がります。
ボールの威力が上がったり、回転量が増えたり、コントロールや再現性が良くなったりします。
これらの変化は当たり前の事です。
ところが、実はこれら以外にも大きな変化があります。
それは、時間の感覚が変わる事です。
技術レベルが上がると、何故だか時間的余裕が生まれます。
今までよりも急ぐ必要が無くなり、場合によっては、ゆっくりしているつもりなのに、十分に間に合うようになったりします。
もちろん、物理的時間が変わるわけではありません。
例えば。
相手の180kmのサーブをレシーブする場合。
レシーブの技術レベルが上がる前であろうと、上がった後であろうと。
相手のボールが到達する時間が変わる事はありません。
ところが、技術レベルが上がると、180kmのサーブを速く感じなくなるのです。
その為に。
「ボールが良く観える」
「ボールを強くヒットできる」
「更にシビアにコントロールできる」
「再現性が高まる」
などの変化が期待できるわけです。
理由は今までの技術の無駄が削ぎ落されるからです。
例えば。
今まで4つの無駄を含み、10の要素でボールを打っていた。
ところが、2つの無駄を削ぎ落し8の要素で同じ質のボールが打てるようになったとします。
そうすると2つの要素分、時間が余る事になります。
これが時間の感覚が変わる理由です。
ですが、実は技術レベルが上がる事による、効果はこれだけではありません。
時間的感覚が変わる事で、更に大きな変化が期待できます。
それは見える(分かる、感じる)物が変わってくる事です。
例えば。
相手の動きがよく見える(分かる、感じる)
相手の考えや狙いが分かる(感じる)
戦況の動きが分かる(感じる)
こんな変化が起こるようになります。
では、なぜ、こんな変化が起こるのか?
それは、技術に対する意識を使わなくなるからです。
そして、その分、意識が広がり、更に広い範囲の情報がキャッチできるようになるからです。
それにより、今まで感じる事が出来なかった事を感じるようになります。
このように技術レベルが上がると、単に技術だけではなく、テニスの本質に関する変化が起こります。
逆に言えば、このような変化が起こらないのであれば。
それは、本当の意味で「技術のレベルが上がった」のではなく、単に「ボールの打ち方が変化しただけ」とも言えます。
では、どうすれば、本当の意味で技術レベルを上げる事が出来るのか?
一番大切な事は対処療法を練習しない事。
対処療法の練習はある部分が変化しても違うある部分に問題が発生します。
このような練習では、技術レベルが上がる事はありません。
例えば。
クロスにボールをコントロール出来ないとします。
そこで、打点を意識して練習する事でクロスに打てるようになったとします。
ところが、今度はストレートに打てなくなる。
または、ロビングが打てなくなる。
対処療法で練習するとこのような事が起こりがちです。
これでは、本当の意味で技術レベルが上がったとは言えません。
本来、レベルの高い技術とは。
ストレート、クロス、ロビング、ドロップショットなど。
特に意識する事無く、自然に打ち分ける事が出来る物です。
目指すのはそういう技術です。
その為には、本質に向かって練習する事です。
例えば。
そもそも、人間の身体の構造は?
そもそも、ボールの弾みや特性は?
そもそも、ラケットの特性やボールとの関係は?
そもそも、重力や遠心力の影響は?
etc.
こういう物は個人差や特定の状況による影響を大きく受ける事はありません。
つまり、本質に近い物です。
これらが技術レベルを上げる為の要素です。
これらの要素を考慮する事無く、ただ、ボールの打ち方を変えても。
それは「単にボールの打ち方を変えた」に過ぎません。
テニスの本質がレベルアップする事を期待する事は難しいです。
くれぐれも、対処療法に惑わされないでください。
焦らず、本質に向かい練習する事。
実はそれがテニス上達の一番の近道です。
本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。



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