テニスの試合で最も大切な事、それは「相手よりも相手よりも1球多く返球すること」です。
これを実践する事ができれば、テニスの試合は必ず自分が優位に立つ事ができます。
ところが、多くのプレーヤーは自分からポイントを取ろうとして、何かを仕掛け、結局自分のミスからポイントを失ってしまうのです。
例えば、序盤、相手の調子がよく、ポイントが取れずに劣勢になる事は良くある事です。
こんな時、多くのテニスフリークは「自分がもっと良いプレーをしないと勝てない」と思ってしまいがちです。
でも実はそうではありません。
相手のプレーにも必ず波があるのです。
つまり、簡単に言えば、「調子の良いプレーは長くは続かない」
と言うことです。
アマチュアプレーヤーなら尚更です。
こちらがミスを最小限に抑え、相手に1回多く打たせていれば、必ず、相手にミスが出始めるのです。
更に面白いことに相手の調子が良ければ良いほど、終盤、相手のミスは増える傾向があるのです。
その理由は相手が自分の「調子の良さに酔って」必要以上にギアを上げてくれる事が多々あるからです。
一旦ギアを上げすぎて破綻すると元の調子の戻すのは非常に難しいことです。
その結果、ミスを連発してくれる事になります。
大切な事はそこまで自分のミスを最小限に抑える事です。
攻められている時に守りきれずに自分がミスしてしまっては相手は調子づくばかりです。
そういう意味では守備力を鍛えておくことは本当に大切な事なのです。
私の経験上、アマチュアのプレーヤーの方は守備力を鍛える練習が圧倒的に少ないです。
逆に言えば、守備力が伸びれば、今の目の前のライバルには簡単に勝つ事ができると言うことです。
ぜひ、守備力にも目を向けて練習してくださいね。
さて、本日のお話は以上です。
何かヒントになると幸いです。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
写真提供:小林一仁(zonephotography)
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