安定したテニスとは?

セルフコントロール
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今日のテーマは「安定」
テニスは確率のスポーツです。

非常に安定性を求められます。
野球のようなホームランはありません。

一発逆転はないんですね。
1ポイント1ポイント、1ゲーム1ゲームの積み重ねです。

その為に安定してプレーすることが非常に大切になります。
さて、ここで今日のテーマ。

「安定」とは何でしょう?
またどうすれば安定するでしょう?

意味を調べるとこんな風に書かれています。

1 物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。「心の―を保つ」「物価が―する」
2 平衡状態に微小な変化を与えても、もとの状態とのずれがわずかの範囲にとどまること。「―のいい花瓶」
3 物質が容易に分解・反応・崩壊しないこと。「この元素は―している」

今日紹介したいのは2番です。
「平衡状態に微小な変化を与えても、もとの状態とのずれがわずかの範囲にとどまること」

そうなんです。
テニスの安定とはこの状態が非常に大切。

テニスは常に緊急状態に対する対応力を求められるスポーツです。
つまり、「平衡状態に微小な変化を与えられる」スポーツなのです。
もっとも微小ではない事のほうが多いですが。

こんな中で元の状態とのずれをわずかの範囲にとどめる必要があります。
では、その為に必要な事は?

実はここで多くの人が勘違いします。
私もフィーリングテニスを体系化するまでは大きな勘違いをしていました。

どんな勘違いかと言うと、フォームや打ち方を同じようにすると言うことです。
また打点をいつも同じところで打とうとすることです。

実はこれが大きな勘違いです。
「正しい打ち方がいつもできるようにする」
「正しい打点でいつも打てるようにする」

これでは安定することができません。
以前の私はこれで安定すると思っていました。

でも、実際にはそれを追求しても安定しませんでした。
そこからフィーリングテニスに辿り着いたわけですが。。

さて、ここで少し例え話です。

やじろべぇってご存知ですか?
昔遊びましたよね。

このやじろべぇって安定していますか?
それとも不安定ですか?

私は安定していると思います。
指の上に乗せていると少しぐらい指を動かしても問題ありません。

では、次にボールペンを立たせた状態。
これは安定していますか?
それとも不安定ですか?

私はこれは不安定だと思っているんですね。
一見安定して止まっているように見えても地盤が少し動けばすぐに倒れます。

いかがでしょう?
やじろべえの方が安定していると思いませんか?

では、この二つの違いは??
実はやじろべえはいつも動いているんです。

一瞬でも止まっていません。
つまり常に変化しているんです。

これに対して、ボールペンは止まっています。
逆に一瞬でも動いている時はありません。

動くときは倒れる時です。
これが両者の違いです。

やじろべえは動き続けることで安定し、逆にボールペンは止まる事で不安定になっているわけです。
いかがでしょう?

お分かりいただけますか?
つまり、安定とは実は常に動き続ける(変化し続ける)事なんです。
止まると不安定になります。

では、テニスでは??
そうです。

いくら正しくても同じ打ち方は不安定だと言うこと。
そして、同じくいくら正しくても同じ打点では不安定になると言うことなんです。

今日お伝えしたい事はこれです。

つまり安定したテニスをするためには常に同じ事をしない事。
一見、矛盾に聞こえるかもしれませんが、これがテニスが上達するために必要な条件です。

ちなみにフィーリングテニスは正しい打ち方や正しい打点を求めません。
それよりも「今、目の前にあるその1球をボールをコントロールする感覚」を磨きます。

この感覚を磨くことで実は第三者から見ると正しい打ち方、正しい打点が身に付いている事になります。
でも、本人は同じ事をしている意識はないのです。

これが安定したテニスの本質です。

以上今日のテーマは「安定」でした。
良かったら参考にしてみてください(・∀・)b

本日は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス
戸村基貴

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