今回はフォアボレーの打点についてお話ししたいと思います。
ボールをコントロールする為には打点は非常に大切です。
打点が狂うと、安定してボールを捕らえる事ができません。
また、効率よくエネルギーを伝える事もできないので、威力、精度共に不安定になります。
安定してフォアボレーを打つ為には安定した打点で打つ事が必要になります。
では、「その打点とは一体どこなのか?」がとても重要になるわけですが。
実は打点を「ボールを捕らえる位置」と考えると非常に難しくなります。
と言うのはボールが変わると打点が無数に存在してしまうからです。
「このボールはここが打点です」と決めてしまうと「じゃ、このボールは?」
と言うふうになりますよね。
これでは、打点が分からなくなります。
では、正しい打点をイメージするにはどうしたら良いのか?
一つの方法は拳の位置をイメージする事です。
では、ここでフェデラーのフォアボレーは拳の位置がどうなっているか?
観察してみましょう。
どうでしょう?
フェデラーの拳の位置はどのあたりでヒットしていましたか?
0:10-0:28までのフォアボレーを参考にすると非常に分かりやすいです。
この部分を注意深く観察すると、彼は安定して身体の中心あたりに拳が移動した時にヒットしているのが分かります。
実は拳の位置を身体の中心に移動させる事で自然と脇が締まった強い状態になる事ができます。
スライス系のショットを打つ時にはこの運動を使ってヒットすると効率よく、安定してボールをコントロールする事ができます。
これはヒットするボールの高さが変わっても基本的にはそれほど変わらないので、「拳の位置を身体の中心に移動させる」とイメージすると打点は自ずと決まってきます。
フォアボレーの打点が分からなくなったら、ラケットを置いて、拳の位置を確認するする素振りをするととても効果的です。
ちなみに、おへその前に拳を持って来ようとしたら、テークバックでの拳の位置も自然と理解できると思います。
本日のお話は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
コメント
いつも読ませて頂いています。
ぜひバックハンドボレーについても同様な解説をお願いいたします!
ハンドルネームで良かったでしょうか?
こんにちは、フィーリングテニスの戸村です。
いつもご講読ありがとうございます。
もちろん、ハンドルネームで構いませんよ。
バックボレーの打点は今日書いてみますね。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
なるほど~!
わかりやすい!・・・というか、イメージしやすい!
フォアはバックに比べて、自由が利く分、打点の位置が崩れやすいのが悩みだったのですが、これを意識していれば、崩れた時に修正しやすいとおもいました!
こんにちは、フィーリングテニスの戸村です。
ご講読ありがとうございます。
確かにフォアはバックに比べると不安定になりがちですよね。
ですが、身体の自然な動きがイメージできるようになるとフォアも安定します。
身体の動きを含まず、ラケットやボールだけのイメージでは不安定さはなくならないんです。
参考になれば幸いです。