今日は「未来」についてお話してみたいと思います。
あなたのテニスの未来はどうなっていると思いますか?
またどうなっていて欲しいですか?
ちょっと目を閉じてイメージしてみてください。
さて、どんな映像が浮かんできましたか?
人間はイメージでコントロールされています。
ですから、未来のイメージに無意識に近づいていきます。
まぁ言えばゴールのようなものです。
このゴールの設定を間違えるとあなたの望む未来に向かっていくことができません。
ここで注意するべきことは望む未来とイメージしている未来が必ずしも一致していない事です。
なのでゴールのイメージをチェックすることは非常に大切なんです。
ところで、ここであなたにちょっと質問があるんです。
さっきの未来のイメージですが、プレーをしているあなたの表情はどんな表情でしたか?
楽しそうにプレーしていましたか?
それとも難しそうな表情でしたか?
それとも無表情でしたか?
実は今日は私からあなたにお願いがあります。
それは未来のイメージに表情を加えてほしいのです。
もちろん、楽しそうな表情を。
テニスって本来はとっても楽しい物です。
でも、そうじゃないテニスもあります。
求めるものを間違えると苦しいテニスもあるんです。
楽しむ為に始めたテニスが悩みの原因になり、楽しくなくなる事が実はたくさんあります。
あなたにはそんなテニスをしてほしくないんです。
「いつまでも楽しいテニスをして欲しい」
そんな風に願ってます。
また、願わくばあなたから楽しいテニスが伝播してくれたら・・・
そんな風に思ってます。
人が持っているエネルギーは必ず何らかの形で伝わっていきます。
楽しいエネルギーを持っている人からは楽しさが。
苦しいエネルギーを持っている人からは苦しさが。
難しいエネルギーを持っている人からは難しさが。
それぞれ自分では気がつかないうちに伝わっていきます。
でもせっかくなら楽しいエネルギーが伝わったほうが良いですよね。
楽しい場には楽しい人が集まってきます。
これって実は人生において一番大切な事かもしれません。
だって、比べてみてください。
多少上手くなったって難しくて苦しい場と、
楽しい仲間が集まってワイワイ楽しんでいる場と。
あなたはどちらを好みますか?
私は間違いなく後者です。
テニスはそんな場を作るためのツールに使うべきだと思うんですね。
でも間違って使っている人達が非常に多いんです。
上達や勝ち負けが一番になって「上手くならないと意味がない」「勝たないと意味が無い」
こんな価値観になると楽しさなんてなくなっちゃいます。
で挙句の果てに本来の自分の能力も伸ばす事ができないんです。
もちろん、スポーツですから勝ち負けを楽しむ事も大事。
でも爽やかにお互いを高めあう場であるべきだと思うんですね。
ちなみに「楽しいのが一番」なんて言うとこんな風に言う人がいます。
「甘い環境じゃ人は成長しない!」
でも私は「楽しい=甘い」なんて言ってません。
「楽しい=厳しい」こんな世界がちゃんとあります。
私のプライベートを受けてくださった方は体験していると思います。
けっこう厳しいです(笑)
笑いながら振り回します。
でも、このほうがより厳しい事に挑戦できます。
なので一石二鳥。
楽しみながら成長できます。
つまり、「厳しい=苦しい」じゃないんです。
あなたの未来のテニスにこんなイメージを加えてみてもらえませんか?
きっとあなたの周りに今以上に楽しい仲間が集まってくると思います。
「類は友を呼ぶ」
とっても価値のある事だと思うんです(・∀・)b
本日のお話は以上です。
何かお役に立てると幸いです。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
写真提供:小林一仁(zonephotography)
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