こんにちは!
フィーリングテニスの戸村です。
今回はプレッシャーについて少しお話します。
プレッシャーって誰もが感じる事があると思います。
ちなみに体操の内村選手は「プレッシャーを感じた事がない」と公言してましたが、非常に珍しいケースだと思います。
ほとんどの方が場面、場面で何らかのプレッシャーは感じると思います。
では、プレッシャーを感じる人と、感じない人。
一体何が違うのか?
才能?素質?性格?
いいえ、そんな事はありません。
実は誰もがプレッシャーに強くなる可能性を持っています。
問題はその為に必要な練習やトレーニングをするかどうかです。
ただ、ここで勘違いして欲しくないのは、プレッシャーに強くなる為に特別なトレーニングをする訳ではないということです。
と言うよりプレッシャーの為に特別にトレーニングしても逆に結果は出ません。
なぜなら、パフォーマンスを高める為に大切な事はメンタル、フィジカル、テクニックのバランスが大切だからです。
これらは全てリンクし、必ず影響しあっています。
ですから、ばらばらにトレーニングしてもほとんど結果は変わりません。
例えば解りやすいのが、フィジカルとテクニックの関係。
筋力トレーニングをすればボールのスピードが速くなるか?
あまり関係がありません。
もしそれが本質的な原因であれば、筋力トレーニングを繰り返しているボディビルダーがテニスをするとすぐにスピードボールを打てるようになるはずです。
でも、現実にはそんな事は起こりません。
それどころか小さなjr選手達は対して筋力もないのに驚くほど威力があるボールを打ちます。
人間の体はそんなに単純ではありません。
それと同じようにメンタルの要素もそれ単体でトレーニングしても、実は、テニスのパフォーマンスにはそれほど効果を発揮しないのです。
それよりも一つの練習の中に全ての要素を含めて練習をするほうが何十倍も効率的です。
ちなみに練習はしているけれども、「プレッシャーに強くなれていない」
と言うことであれば、残念ながら、今繰り返している練習に問題があると言う事です。
と言うより、一般的な練習のほとんどがプレッシャーに弱くなる練習と言っても良いと思います。
ですからあなた自身が悪いわけでも何でもないのです。
ただ、プレッシャーに弱くなる練習を繰り返している可能性が高いです。
では、その理由を少しお話しましょう。
実は脳波とプレッシャーにはこんな関係があります。
α波状態=集中状態=プレッシャーを感じない
β波状態=雑念状態=プレッシャーを強く感じる
つまり、プレッシャーに強くなるにはα波状態になるような練習を繰り返す必要があります。
ところが、残念な事に一般的な練習のほとんどがβ波状態になる練習方法です。
これがプレッシャーに弱くなる事に拍車をかけているんです。
では逆にα波状態になるような練習を繰り返すとどうなるか?
集中状態に入るのがだんだん上手になってきます。
すると結果的にはプレッシャーを感じない状態でプレーをする事ができるようになります。
これが私が言う、メンタル、フィジカル、テクニックの全てを含んだ練習をするべきだという理由です。
本日は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
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