今日のテーマは「テニスのセンス」です。
センスやタッチってテニスでは非常に大切なんですが、どうやったら身に付ける事ができるんでしょうね。
一般的にはセンスやタッチって「持って生まれた物」と思われている事が多いんです。
ですから、「センスに良いね♪」「センスが無いなぁ・・」「センスは教えられないからな~」
こんな風に表現される事が多いと思います。
でも、センスってちゃんと身につける事も磨く事もできるんです。
もちろん、しっかりと経験を積む必要はありますが、難しくはありません。
では、センスはどうしたら磨く事ができるか?
それにはまず、そもそもセンスはどこから生まれるのか?
これを知ると良いです。
私が思うセンスとは選択肢と選択。
これが重なった部分がセンス。
例えば、オシャレのセンスがある人。
まず、色々な服を持っています。
そして、その服の中から、TPOに合わせて選択します。
これのバランスが良いと「オシャレな人♪」となるわけです。
ところが、どちらか、または両方のバランスが取れていないとこれはNG。
例えば服が3着しかない。
TPOの選びようがないです。
では逆に100着の服を持っている。
けれど、夏に冬服を選ぶ・・・・
これでは、おしゃれとは言えません。
つまり、センスとは選択肢と選択からなりたっているわけですね。
ではこれをテニスに置き換えると?
選択肢=ボールを扱う感覚が広い。
例えば、球種、スピード、距離、角度などがいろいろ扱えると選択肢が広がります。
「スピンしか打てない」や「速いボールしか打てない」では選択肢が狭い。
次に選択。
例えば、相手がバックが苦手なのにファアばかりにボールを打つ。
これはノーセンスですよね。
だって、選択を間違っています。
例えば、相手はバックの高いボールが苦手だと分かったら?
高くてトップスピンがかかったボールを相手のバックに送る。
するとこれはセンスが良いというわけです。
でも、もし、トップスピンが打てなければ?
高いボールが打てなければ?
これを選択する事ができないわけですね。
このようにセンスとは選択肢が広く、選択を間違っていない状態だと私は思っています。
本日は以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。
フィーリングテニス
戸村基貴
画像撮影:小林一仁
コメント