方向感とテニス

テニスと大脳生理学
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こんにちは!
フィーリングテニスの戸村です。

今日のテーマは「方向感とテニス」です。

あなたは方向感は良い方ですか?
それとも方向音痴でしょうか?

ちなみに私はほとんどの道は1回で覚えます。
ですが、世の中には道を覚えるのが苦手な方がいます。

では、私は特に記憶力が良いのか?
そして、道を覚えるのが苦手な人は記憶力が悪いのか?

そうではありません。
私は学校の授業の内容を覚えるのは苦手でした(笑)

同様にして、道を覚えるのは苦手でも、勉強を覚えるのは得意な方がいるでしょう。
これって不思議だと思いませんか?

同じ人でありながら、覚えるのが得意なジャンルとそうでないジャンルがあると言う事です。
つまり、本来の能力とは関係がないわけです。

なぜなら、本当に能力がないなら得意なジャンルが生まれてくるわけがないから。

そして、もう一つ大きなポイントがあります。
それは、覚えようと意識したからと言って覚えるわけではない事。

あなたの記憶はどうでしょう?
例え、断片的な記憶でも今思い出す記憶は覚えようとして覚えた記憶でしょうか?

多分違うと思います。
ほとんどが覚える意識が無かった物ではありませんか?

例えば楽しかったデートの事を思い出してみてください。
どんな事が出てきますか?

では、次に学校で一生懸命覚えようとしたテスト問題の答えを思い出してみてください。
どんな事が出てきますか?

いかがでしょう?
違いは一目瞭然ではありませんか?

記憶ってこんな物です。
楽しかった思い出も悲しかった思い出も、ほとんどが覚えようなんて思っていないんです。

では、テニスは?
やっぱり同じです。

覚えようと思って覚えるものではありません。

でも、一般的には違うでしょ?
上達する為に必要な事を覚えようとして練習します。

それがグリップだったり、フットワークだったり、戦術だったりするわけです。
いかがです?

そんな練習がほとんど意味が無い事はわかっていただけるでしょうか?
だって、どれだけがんばって覚えようとしても、なかなか覚えない上に、数年経てば忘れてしまうわけです。

それは学校の勉強でほとんどの人が実証済み。
実はここがこれまでの上達法の一番の落とし穴です。
大事なところなので、もう一度整理しますね。

「記憶は意識して残るものではない」

もし、これが脳の原理原則なら。。。
これまでの練習方法ではなかなか上達しないことはわかっていただけると思います。

そして、この事が気がついた人はレールが変わります。
つまり、意識して記憶する(練習する)事を止めます。

するとどうなるか?
楽しいデートの思い出のようにテニスが出てくる( ̄ー ̄)ニヤリ

「あ~なんて楽しんだ~♪」
フィーリングテニスの感覚を掴んだ方はとにかくテニスが楽しくなります。

苦しい努力感がなくなります。
ただ楽しむだけ。

では、それでは上達しないのか?
いいえ、全くの逆。

短時間で新しい事を覚え、そして、忘れない。
どんどん変わっていく自分に出会います。

それは道を覚えるのが得意な方が新しい道を走ると自分の中の地図が広がる楽しみに似ています。
ふと、気づくとそれまで知らなかった事やできなかった事のヒントを掴んでいる自分に出会います。
またはそれが出来るようになっているのです。

同じテニスでありながら、これまでのテニスとは全く違う物になります。
こんなフィーリングテニスを紹介して、そろそろ10年目になろうとしています。
ありがたい事にフィーリングテニスの感覚を大切に思ってくださる方がどんどん増えています。

その為に月に一回のクリニックにも遠方からわざわざ参加してくださいます。
本当に感謝ですね。

テニスはコート内でラケットとボールを使って遊ぶスポーツです。
ですが、実はいろんなテニスがあるのです。

あなたのテニスはどんなテニスでしょう?

いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

フィーリングテニス

戸村基貴

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