【テニス】間違ったフォームの覚え方

テニスの上達の為に
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こんにちは。
フィーリングテニスの戸村です。

今回のテーマは「フォームの覚え方」

スポーツにおいて、フォームはとても重要な物です。
その状況に適した體の動きにはその理由が存在するからです。

その理由を再現すると、自動的に體の動きには法則性が生まれ、それがフォームになります。
その為に、一流選手は、様々な状況で同じような動きを再現します。

これは、テニスも同じです。
それぞれのプレーに適したフォームが存在し、それを身に付ける事がとても大切になります。

では、どうすれば、レベルの高いフォームを覚える事が出来るか?

実はここで勘違いするプレーヤーがたくさんいます。
この勘違いにハマると、いつまでも適切なフォームを覚える事が出来ません。

では、それはどんな勘違いか?
それは、言葉で體の動きを覚えようとする事です。

例えば。
「肩の外旋、内旋」
「腕の回内、回外」
「股関節の外転、内転」
・・・・・

正確に覚えていなくても、何となく聞いた事はあると思います。
実はこのような言葉で體の動きを覚えようとすると、いつまでも適切なフォームは身に付きません。

確かにこれらは體の動きを表した言葉です。
動きの解説をするには適しているかもしません。

また、言葉を理解すれば、共通認識が出来ます。
ですから、他人さんに動きを正確に伝えるには適していると思いがちです。

ですが、それが落とし穴です。
正しい言葉を使い、その言葉を正しく認識したからと言って、體がその通りに動くわけでは無いのです。

ちなみに、私が今まで体験した事がないスポーツを始めるとします。
その時に肩の内旋だの、外旋だのと言われても、全く出来る気がしません。
そもそも、どれが正しい内旋なのか?外旋なのか?が全く分かりません。

そして、何より、頭の中がそれらの言葉に支配されてしまって、何の感覚も使えなくなります。
これでは、上手くプレーするヒントを掴む事すらできません。

それよりも、例えば「ドアノブを回すように」と言われるほうが圧倒的に自然に體が動きます。
言葉ではなく、動きのイメージが明確だからです。

體はイメージで動きます。
ですから、その人がイメージが湧くように伝える事が出来れば、體は自然と動きます。
これが感覚的な動きです。

ところが、言葉や活字で體の動きを覚えようとすると本来の動きではなく、思考を組み込んだ動きになります。
これはテニスの上達には不向きです。

まず、身に付けるまでに非常に時間がかかります。
そして、時間をかけて覚えたにも関わらず、すぐに忘れます。

「先週、覚えた打ち方ってどんな感じだったっけ??」
こんな事が頭に浮かぶ人は要注意です。

言葉で動きを覚えている典型的な例です。
更に拙い事はたくさんあります。

・動きが速くならない
・リラックス出来ない
・再現性が低い
等々。

テニスのレベルアップには致命的とも言える弊害がたくさん起こります。

ですが、本来の體の使い方ではない方法で、動きを覚えようとしている訳ですから、それも致し方ありません。

本来、體は頭で動かす物ではありません。
感覚的に動かすから自然に動けるのです。

ここを勘違いするとテニスは非常に難しくなります。

適切なフォームを身に付ける為に必要な様々な体験をする事。
そうすれば、何も考えなくても、自然と體が動き、その経験値の蓄積がフォームをブラッシュアップさせてくれます。

人は基本的に、体験、経験でしか、進化、成長できません。

もちろん、知識や情報がヒントになる事はあります。
ですが、知識は体験を伴った知恵とならないと実際に身に付く事にはならないんです。

知恵と知識

両者は全く次元の違う物です。
テニスの上達に必要なのは知恵であり、知識ではありません。

それを忘れないで欲しいと思います。

本日のお話しは以上です。
いつも長文お読みいただいて本当にありがとうございます。

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